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第九十六話

 「・・・はぁ。分かったそれで本当に最後だからな」

 

 俺は大きなため息をついて、晩御飯を食べると事を承諾した。

 それに対して、喜ぶ緩奈と、ありえないと言わんばかりの表情になる娘。

 

 「ありえないんだけど。父さん。正気?もしかして。助けに来たの余計だった?」

 

 ありえない言われた。

 娘がそう思うのも無理がないだろうと思う。


 「そんなことない。助けに来てくれて助かった」


 「じゃあ、なんで。まだ、緩奈さんと一緒に居ようとするのよ」

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