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第五話
俺はいつ警察に通報されてしまうのか、不安でたまらなかった。そんな中だというのに緩奈はイルカショーを見て、楽しそうにしている。
「卓也さん。デートプランちゃんと見てますか?」
「えっ」
慌てて、ノートを取り出す。
イルカショーの次は・・・。
『イルカショーを二人で楽しんだ後は、海中トンネル。ここで豆知識!!この海中トンネルを恋人つなぎすると恋が末永く続くんだって』
勘弁してくれないかな。まだ、父と子として周りの人たちに認識されているかもしれないのに、恋人つなぎなんてすればどう思われるてしまうのかなど、火を見るよりも明らかである。だが、断るという権利はなかった。
「えへへ」
恋人つなぎをする事が出来て、緩奈はとても満足げだった。
* * * *
「ふふん♪」
デートプランが順調に進んで、私は気分がいい。
卓也さんはまだ、乗り気になれていないみたいだけど、まだ一回目のデートだもん。仕方ない。
「・・・///」
今回のデート、最後の事を考えて思わず、にやけてしまった。