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第四十八話

 土曜日。

 俺は友人に会う為、家を出た。

    *    *    *    *

 待ち合わせのファミレスで友人と会い、話をした。


 「分かった。離婚するんだな」


 「あぁ。それで、慰謝料とかより、親権は絶対に渡したくないと思っている」


 「任せろって、実家に娘を預けて浮気旅行なんてする奴に負ける訳ないから」


 「本当に頼んだ」

 

 頭を下げ、頼み込んだ。

 友人、快く引き受けてくれた。

 それから、これからどういう展開をしていくかを軽く話、また来週に会う約束を・・・あっ。


 「すまん。やっぱり、日曜日でもいいか?」


 「え?別に問題ないが」


 来週の土曜日は緩奈との最後のデートがあったのを忘れていた。


 「そうだ。その浮気相手については、どこまで分かっているんだ?」


 「これから、興信所に調査依頼をするところなんだ。・・・けど、一応顔は分かってる。娘が家に入って行く男の写真を撮ったんだ」

 

 「そうか。なんと言うか。あまり、気のいい話ではないな」


 この写真を受け取った時は、正直、注意すれべきか、褒めるべきなのかを悩んだ。

 美喜からすれば、俺の役に立とうとして、やってくれたのだろうが、もしも、と言う事がある。


 「それが、この写真なんだけど・・・ぉ!」


 「ど、どうした?!」


 驚きのあまり、変な声が出てしまった。

 偶々見た窓の向こうに、写真の男。妻の浮気相手がいたのだ。

 更に、その浮気相手の後ろに続くよう歩いているのは知り合い。・・・緩奈。

 浮気相手と緩奈が二人で歩いていた。

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