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第三十一話

 空港に到着し、電車に乗って最寄りの駅まで到着した。

 浮気相手とは空港で別れており、また、来週の平日のどこかで会う約束をした。


 「・・・」


 通知の来ていない携帯を見つめる。

 気掛かりな事がある。

 私が、『今空港に着いた』や『駅まで帰って来たよー』と連絡を送っているのに、夫からの返信が一切ない。

 今日は土曜日。

 普段なら、夫も休みで今の時間なら起きているはず。

 

 嫌な予感を感じつつも、私は家へと帰って来た。

    *     *     *     *

 「ただいまー」


 こっちの気も知らないで、ハイテンションに嫁が家に帰って来た。


 「お帰り」


 「二週間もごめんね。めちゃくちゃ楽しかった!はい。これ、お土産」


 キャリーケースから、封に包まれたお菓子を取り出し「このお土産は・・・」と、楽しそうに旅行の思い出を添えて、話す嫁に重々しく、割り込む。


 「お土産の話は、分かったから。話がある」

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