1/2
ウィズエッグ
この世界では子どもが生まれたと同時にどうやら生まれた子どもたちにだけに見える《ウィズエッグ》が、空中に浮き、その子どもの頭上を彷徨うことが西暦2000年以降確認され始めた事が分かった。
その《ウィズエッグ》は他の子どもの見る中臨床実験の結果、子供が死産だと卵が破裂してしまい、生卵の様に割れて中の白身と黄身の様な物が蒸発する……という。
また、卵には何種類か色があり、茶色、青色、白色、黒色、金色が確認されていて、双子の場合浮いてる卵はひとつだったり、生まれたのは1人なのにタマゴが複数ある事も発見されている。
まだ未知の部分が多々あり、不安要素は消えないがひとまず様子を見る事にした。
2008年11月3日
ウィズエッグ研究員Aの記録文書より。