瞬殺
魔眼の効果は劇的だった。
一瞬で相手は膝から崩れ落ちた。
「ひっ、ひー」
「あ、わわわわわ」
「ぎゃー」
魔眼系スキルは一つの目に一種類しか使えないし、消費MPに対して効果は薄いが、予備動作がなく視界に入っていたらどんなに離れていても何人でも使うことはできる。
でも、対象が多かったり距離が離れているほど効果は薄くなる。
今回は、相手の魔耐値が低かったし、二種類の魔眼を使ったから簡単に制圧できた。
「鑑定は便利だな、相手のステータス見て物理攻撃に弱いか、魔法攻撃に弱いか分かるんだから」
「さすがです、レイン様。この襲ってきたやつらどうします。やりますか」
「やらない、やらないから。とりあえずこいつら連れて街に戻ろう」
ミリアがだんだん過激になってきた。
やっぱり吸血鬼になったからかな、それとももともとか?
こいつらのやろうとしたことはどう考えても犯罪だ。
こいつらは冒険者だし冒険者ギルドに出せば大丈夫だろ。
そう思って俺はこの三人を鞄に入れた。
普通の鞄は大人三人も入らないが、この鞄は空属性が付与されているので入る。
空属性が付与された鞄には二種類あって、別次元につながっているタイプと、元々の鞄の中の空間を広げているタイプがある。
前者は、値段は高いしあまり物が入らないものが多いが、どんだけ入れても重くならない。
後者は、値段は安いが中の空間を広げているだけなので、物を入れた分だけ重くなる。
そして、最大の違いは前者は生物などは入れられないが、後者は生物などを入れることができる。
「やっぱり、三人も入っていると重いな。ミリア、重魔法を頼む」
「はい。『重生成』」
生成系の魔法は全ての魔法の基本だ。
生成系の魔法を使えば、大体の魔法は再現できる。
重生成は術者が指定した方向に、重力を生み出すことができる。
「うーん」
「どうしましたか、レイン様?」
「今回襲われた理由は、貴族に対する嫉妬と俺たちの装備が目的だろ。だから装備を外すか外さないかで悩んでいるんだ」
「装備を外したら防御が足りなくなります。それにこの外套を外せば日光によるダメージも入りますし」
今俺たちが装備しているものの中に、日喰らいの外套がある。
この装備は、闇魔法によって日光のダメージが入らないようになっている。
ちなみに今の装備はこんな感じだ。
_______________
名称 日喰らいの外套
種類 外套 ランクC
耐久 1450/1450
魔量 1682/1800
気量 1000/1000
攻撃値 20
防御値 1600
魔力値 100
魔耐値 1700
スキル
耐久高速回復LV1、魔量高速回復LV5、気量高速回復LV1、再生LV10、暗黒魔法LV3、硬化LV10、闇属性強化LV10、火炎属性耐性LV3、雷鳴属性耐性LV3、光属性耐性LV10、物理耐性LV1魔力精密操作LV1、魔力放射LV1
装備者効果
暗黒魔法自動発動
_______________
_______________
名称 黒鉄の楔帷子
種類 鎧 ランクB−
耐久 3200/3200
魔量 1400/1400
気量 2300/2300
攻撃値 250
防御値 2000
魔力値 50
魔耐値 1800
スキル
耐久高速回復LV7、魔量高速回復LV3、気量高速回復LV5、高速再生LV3、鋼体LV3、障壁LV3、下位属性耐性LV1、物理耐性LV1
装備者効果
装備者ステータス防御値、魔耐値+300
_______________
_______________
名称 吸血の戦服
種類 服 ランクC
耐久 1000/1000
魔量 1200/1200
気量 1200/1200
攻撃値 20
防御値 1700
魔力値 100
魔耐値 2000
スキル
耐久高速回復LV1、魔量高速回復LV1、気量高速回復LV1、再生LV1
装備者効果
装備者ステータス攻撃値、魔力値+300
装備者に暗黒属性強化LV1付与
装備者ステータス夜間攻撃値、魔力値、速度値+300
_______________
_______________
名称 疾風のブーツ
種類 靴 ランクC+
耐久 800/800
魔量 1300/1300
気量 1100/1100
攻撃値 50
防御値 700
魔力値 50
魔耐値 800
スキル
耐久高速回復LV1、魔量高速回復LV1、気量高速回復LV1、再生LV1、
装備者効果
装備者ステータス速度値+500
装備者にSP高速回復LV1付与
装備者に回避率上昇LV1付与
_______________
あとはアクセサリー系がいくつかある感じだ。
「うーん、やっぱりつけたままの方がいいよね。装備を外すと、平均ステータスが300ちょっと下がるし」
「私もその方がいいと思います」
装備のことを考えながら、俺たちは冒険者ギルドに向かった。




