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女神様に惚れたので異世界で頑張ります  作者: 木川 陸
冒険者編
38/555

からまれた

「ミリア、気づいている?」


 俺はミリアに小声で聞いた。


「はい、三人組が付いてきてます」


「ギルドにいたときから、悪意があったよね」


「はい」


 俺が持っているスキルに万能察知がある。

 万能察知は、あらゆる察知スキルが含まれており、その中に悪意察知というスキルがある。

 悪意察知は、俺に対して悪意ある者に反応する。


「やっぱり、ついてきてるね」


 平原にいたときは、あいつらもスライム狩りをしていたが、俺らが移動したらある程度感覚をあけて追ってきた。

 あやしい、何が目的だ?

 新人が危なくなったら助ける、と思ってもなさそうだし。

 やっぱり、脅してお金とかをとるつもりなのかな?


「多分森に入ったらなんかやってくると思うけど、どうする逃げる?」


「レイン様はどう考えていますか?」


「いったん相手の反応を見たいし、冒険者のレベルも知りたい。このまま森に入って、隠れて鑑定をしようと思っている」


「え、でもあの人たちレイン様に絶対何かしてきます。森に隠れて不意打ちしましょう」


 ミリアって容赦ないな。


「いくら何でも攻撃されてないのに攻撃したらまずいと思う」


「分かりました。でも魔法を使う準備はします」


 まあ、準備ぐらいだったらいいか。


「分かった。じゃあそろそろ森に入るから隠れようか」


「はい」






「いないぞ。くそ、あのガキどもどこに行きやがった」


「まだ近くにいるだろ。ばらけて探すぞ」


「てまかけやがって、見つけたらぶっ殺してやる」


 森に入った瞬間俺たちは木の上に隠れた。

 俺たちが森に入って見えなくなったときに、こいつら急に走ってきたからほぼ黒だと思っていたが、完全に黒だった。

 あやしい行動をしているが実はいい人だったパターンではなかった。

 普通にぶっ殺す、って言ってたしな。

 ミリアがめっちゃにらんでいる。

 あれは人を殺せる目だ。

 まあ、実際魔眼スキル使えば、相手のレベルによっては殺せるかもしれない。

 俺は一番前を歩いている奴に向けて、鑑定を使った。


_______________

名前 モッブ

種族 犬獣人    LV17

ステータス

HP    212/212

MP    123/123

SP(瞬発)178/185

SP(持久)165/173

攻撃値   185

防御値   127

魔力値   74

魔耐値   83

速度値   154

スキル

HP自動回復LV2、SP自動回復LV3、気力察知LV4、気配察知LV3、危機察知LV2、気配抑制LV3、音抑制LV3、剣使いLV5、剛力LV2、威嚇LV2、火属性耐性LV3、水属性耐性LV1、土属性耐性LV2、風属性耐性LV2、木属性耐性LV1、毒属性耐性LV3、斬耐性LV2、打耐性LV3、衝耐性LV3、圧耐性LV1、気力操作LV2、気力放出LV1、部分気力強化LV3、感覚強化LV4、命中LV2、回避LV3、HP向上LV4、、SP(瞬発)向上LV4、、SP(持久)向上LV3、、攻撃向上LV4、、速度向上LV3、投擲LV1、痛覚軽減LV1

固有スキル

獣化LV1

称号

Fランク冒険者

_______________


 お、思っていたより弱い。

 ステータスもだけど、特にスキルのレベルが低い。

 最高でスキルレベル5って俺の子供の時より低いぞ、今も子供だけど。

 他の二人も物理特化って感じだ。

 これなら、簡単に制圧できる。

 ミリアも我慢の限界が近そうだし、あいつらの目的を聞いてみるか。


「おい、あんたら俺たちに用でもあるのか」


 声をかけた時少し驚いていたが、相手が俺たちだと分かるとニヤニヤしだした。


「おいおい、ガキども何で木の上に登ってるんだ。危ないからさっさと降りてこい」


「そうだぞ。危ないぞ」


「何で俺たちをつけてきたんだ」


「あ、たまたまだよ。それより早く降りてこい」


「ギルドにいたときから見てたよな」


「さっさと降りてこいガキども殺すぞ」


 最初は普通に話していたが最終的には怒鳴り始めた。

 そんな言い方じゃあ、普通の子供だった降りてこないぞ。

 まあ、俺はお前たちより強いから降りるけど。


「降りたぞ。で、俺たちに何の用だ」


「へっへっへ。お前たち貴族か大商人の子供だろ。俺たちはな金持ちの奴らを見るとむかつくんだよ。それによ、その装備は税金か、俺たちが払った金で買ったんだろ。つまりもともと俺らの金ってわけだ。だからその装備をよこせそしたら命だけは助けてやる」


 わ~、このひと頭おかしい。

 つまり、俺たちの装備目的か。

 俺たちの装備はかなりいいものだと思う。

 Cランク中位からBランク下位の物だ。


「おい、黙ってないでさっさとよこせ」


「殺されたいのか、あ」


 黙ってたらなんか言ってきたので、とりあえず呪いの魔眼と恐怖の魔眼を使った。


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