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女神様に惚れたので異世界で頑張ります  作者: 木川 陸
成長編
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血の力

 次の日いつもどおり剣の訓練をした後ハマンさんは、


「ではレサレイン様魔法の訓練を行いましょうか」


 と言ったら、ガレン兄様が


「レイン!、もしかして魔法の訓練をやるつもりか!?」


 といったので俺は


「はいそのつもりですけど」


 といった瞬間ガレン兄様とレイチェル姉様が


「「本気なのか(なの)!?」」


 と、とても驚いてたので俺は気になって聞こうとしたら二人が、


「やめとけ、魔法の訓練なんか全然つまんないぞ」


「そうよ、私も昔ちょっとだけやったけど剣の訓練のほうが楽しいわよ」


 二人ともどんだけ魔法の訓練が嫌いなんだよ。


「えーと、魔法に興味があるから少しやってみたいなとおもって。それにステータスも攻撃値より魔力値のほうがたかいし・・・、それに念のため遠距離攻撃も持っておきたいかなって思って」


「レイン、遠距離攻撃なんていらん。近づいて剣できればいいだけだ」


「そうよそれにステータスは剣の訓練をやっていれば自然と攻撃値も上がるから大丈夫よ」


 二人ともなんて脳筋なんだ。

 それよりどうやって二人を説得しようと悩んでいるとハマンさんがこう言いだした。


「ガレン様、レイチェル様、遠距離攻撃は必要でございます。旦那様でも何種類か魔法の攻撃手段を持っているのですよ。もし敵が自身より速かったらどうしますか、もし敵が飛んでいたらどうしますか。その時遠距離攻撃を持ってないと負けてしまいますよ」


 それを聞いた二人は黙ってしまった。

 おおーさすがハマンさんだ。

 あの二人を黙らせるなんて。


「よし、俺も訓練を受ける」


「私も訓練を受けるわ」


 と急にガレン兄様とレイチェル姉様がいい、それを聞いたハマンさんが嬉しそうにしていた。

 俺はその顔を見てやっぱハマンさんって人に教えるのが好きなんだなと思った。


「ではこのまま魔法の訓練を始めます。セキナも手伝ってください」


「はい。かしこまりました」






 ハマンさんは本と杖を人数分持ってくるとそれぞれに渡した。

 途中ガレン兄様とレイチェル姉様が少しいやそうな顔をしていた。

 二人はやっぱり読書が苦手なようだ。

 というかこの二人が本を触っているのをはじめてみた。


「では最初に属性について話しましょう。属性は全部で21種類あります。それらは下位属性と上位属性で分かれており、下位属性は火、水、土、風、雷、氷、木、毒、酸、呪、幻、躾、霊、回復、付与、補助の16種類で、上位属性は光、闇、重、空、時の5種類です」


「何で下位と上位で分かれているですか?」


「それはそれぞれつかさどる上位存在、つまり神の格によって違うと言われております。この世界に神は24柱いると言われ上位神の3柱は創造、破壊、調和を、5柱の中位神は上位属性を、16柱の下位神は下位属性をつかさどっていると言われています」


 ナミアリアさんってこの世界にたった3人しかいない上位神だったんだ。


「今日は水、氷、呪、幻、霊、闇について学びましょう」


 この6個の魔法スキルは俺が持っているからかな?


「なあハマンどうしてその6属性なんだ?」


「バカ兄上そんなの決まってるじゃない。私たちが持つスキルだからにきまってるじゃない」


「ん?俺って魔法スキルって持ってたのか」


「公爵は全員生まれつきこの6属性を持っています」


「知らないのはバカ兄上ぐらいよ」


 俺も知らなかったんだけどな。

 ってことは俺の光魔法は何なんだろう?


「子爵や男爵は4か5属性の方が多いです」


「爵位が下だとすくなくなるのか?」


「いえ、そのような訳ではなく6属性を持って生まれる可能性が下がるだけです」


「貴族じゃない吸血鬼はどうなるんですか?」


「平民の場合は1から3稀に4属性ですね、貴族の公爵は陛下から直接血を与えられた者で、侯爵は公爵から、伯爵は侯爵から、といったようになっているので爵位が上である公爵は始祖である陛下に近いので6属性を持って生まれるものが多いのです」


「つまり血が陛下に近ければ近いほど強くなるってこと?」


「はい。その通りです」


 血の力ってスゲーな。


「ではそろそろ魔法の訓練に入りましょうか」


「「「はい(おう)(いいですわ)」」」



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