プロローグ
初めての作品なので温かい目で見てくれると嬉しいです。
俺は今まで人を好きになった事はない。小学生のときも、中学生のときも、高校生のときも、大学生のときも。
別に人間嫌いなわけでもないし、普通に友達としゃべっていると楽しい。
でも、今までの人生で恋愛感情を持ったことがないだけだ。
なぜ俺がこんな話をしているかというと今この瞬間この話が覆されたからだ。
目の前には金髪銀眼のとてもとても美しい人がいるからである。
なぜこの人が俺の目の前にいるかというと少し話がさかのぼる。
「はぁ~暇だ」
俺は 里野 天哉 19歳。今は大学が春休み中なので、やることがなくてとても暇だ。しかも今日は運が悪いことに遊べる友達がいない。
「暇だ~本屋でも行くか」
本屋は家から徒歩10分ぐらいのところにあるためよく暇なときに行ったりしている。
「新しい漫画とか出てたっけ」
家と本屋のちょうど中間あたりに信号機があり赤信号なので待っていると、突然トラックが突っ込んできた。
「え?」
俺は突っ込んでくるトラックを見ることしかできなかった。
「う・・・ぁ・・・」
痛い痛い痛い痛い痛い・・・いたいいたい・・・いたい・・・
ああなんか段々意識が・・・なくなって・・・いく
なんか痛くなくなっていく
ああこのまま痛くない状態で死にたいな
けど死にたくないな・・・
そのまま俺の意識は消えていった。
「ん・・・あれここはどこだ?」
目が覚めると白い天井が目にうつった。天井といっても高さがどれぐらいあるのか分からない、そもそも天井があるのかどうかも分からない。上を向いたまま考えていると、
「大丈夫ですか?」
ときれいな声が聞こえた。声のした方向をむいてみると、そこにはとても美しい人がいた。
腰まであるきれいな金髪に慈悲あふれる透きとおった銀眼、すべての顔のパーツが完璧な配置にならんでいるそんな美少女がいた。
「すこし混乱しているみたいですね」
緊張しているのか目が泳いでいたがあらためて俺を見ると
「実はあなたに「俺と付き合ってください!」・・・え?」