第68話 競売2日目
※
「 サ、お て。」
エクサは寝ているベッドでまどろみの中幻聴か何かが聞こえたような気がして眉を顰めたが、目を開けることなくまたスヤスヤと寝息をたてた。
途端、口が何かに塞がれる。
むー、と声を上げたが、生温かい何かが口の中に入ってきて、エクサの舌を愛おしそうに撫でたのを感じ、脱力し大人しくなった。
ゆっくりと目を開けると、目の前に目を瞑って口の中を貪るように吸い付いている端正な女性の顔がある。
女性はゆっくりと口を離して、目を開けた。
「おはよう、エクサ。」
もう一度キスを交わす。
短く、何度も唇を付けては離して、付けては離すを繰り返す。
「競売が、ん、始まる、んっ、わよ?」
時計を見ると、競売火災の時間が迫っていたが、エクサはベッドから起きようとせず、シャーロットを抱き寄せキスを続けた。
シャーロットはエクサに口を、体を密着させたまま上になる。
耳、頬、瞼、額、鼻、首、キスの雨をシャーロットはエクサの顔に降らせ続ける。
エクサは雨を止めるように、シャーロットの下唇を甘噛みした。
半開きになった口から舌が伸び、エクサの歯をなぞる。
エクサの口が開き、シャーロットの舌がエクサの舌を探すように這い、舌に触れると絡ませ、滑らせて息が続くまで舌を弄ぶ。
エクサの胸の上で、潰れて大きく形を変えた白くたわわな果実の両先端を、指でやさしくつまみ、弾き、弄ぶ。
シャーロットの体が時折ビクンと動き、声を漏らして苦悶の表情をし、体に衝撃が走り抜ける様子だったが、合わせた唇を離そうとはしなかった。
長い長い舌のダンスを終え、名残惜しそうに唇を離すと、舌が透明な糸を引いてきらりと光る。
シャーロットはエクサのシャツをまさぐり、シャツと肌の隙間から片手を這わせてエクサの鍛えられた胸へを進んでいく。
エクサがしたように、シャーロットも小さな突起を弄び、だんだん固くなっていくのを感じた。
もう片方の手で下半身の隆起した部分を撫でる。
「苦しそう。すぐ楽にしてあげるわ。」
シャーロットはベルトを外しズボンを器用に脱がしていき、大きく上に伸びようとしているものを外に開放した。
エクサも片手をシャーロットの下半身へと向かわせていき、滑らかな肌にゾクゾクしながら股の下に手を伸ばした。
触れたとき既に蜜があふれ出ていることがわかると、多少乱暴に中をかき回した。
シャーロットの手が止まり、強く握って快楽への衝撃に耐えるようにしている。
エクサは手を離すと、シャーロットが目を開き、潤んだ瞳で下半身にまたがりあてがうと、クチュクチュと音を立て、もう十分に受け入れられる状態であることを告げた。
シャーロットはゆっくりと腰を沈めていく。
「はあぁぁぁぁ。」
全てがつながった時、甘美な声をシャーロットは漏らし、天を仰いだ。
シャーロットはうつむくと、両手を綺麗に筋肉で割れた腹に押しあて、ゆっくりと腰を浮かしては下ろす。
シャーロットの動きに合わせて上下する白い大きな美味しそうな果実を思わず鷲掴みにして、先端のピンクの突起に吸い付くと、シャーロットは苦悶の表情を浮かべ、エクサの上で甘い息遣いをして踊り狂う。
上半身と下半身からくる快楽の波がシャーロットを襲い、ただ本能に従い体を動かしていた。
永遠にまで続くと思われた快楽もやがて終わりは来る。
ひと際大きな衝撃がシャーロットの全身を突き抜ける。
同時に、エクサも今まで感じたこともないような快感が接合部に集中し、シャーロットの中で果てた。
液体が受け止められる量を超え、隙間から外に溢れ出ている。
息遣い荒く、繋がったまま軽くキスをしてまたベッドに倒れこんだ。
1時間ほど過ぎてこれではまずいとエクサたちは起き上がった。
「シャーロット、この部屋で待っていてくれないか。」
「ええ、そうね・・・。離れるのは嫌だけど。」
『ジーナ、シャーロットの護衛を頼めるか?』
『大丈夫、任せなさい。』
「私、念話は使ったことないのだけど、できるかしら。」
「普通に話しかけても通じるから大丈夫だ。念話も練習してすぐ使えるようになったから、シャーロットも使えるようになるさ。キリル、競売会場に行くぞ。行かないとウィリスに何言われるかわからないしな。」
エクサは着の身着のまま部屋を出て、受付で鍵を預けている最中に見回したが、昨晩蹴り飛ばした男は受付にいなかった。
競売会場へと急ぐ。
ホールの受付にはエカテリーナとは別の女のティーヴァが座っている。
入場口を通り中に入ると、昨日以上の熱気に包まれていた。
誰も、エクサやウィリスが経験したことは何も知らないようだ。
(さすがだなウィリス。)
昨日と同じ司会進行役が出品物の紹介をしていく。
エクサは昨日の教訓から、説明した内容を聞き逃さず、利点欠点や使用上の注意をよく聞いて入社するかどうかを判断した。
最後の出品物が落札され今日の競売は終了し、エクサは前回同様アダマンを用いた宝剣を落札した。
支払いの名義をタフトにし、手続きを終えると宿へと急いだ。
部屋に戻ると大勢の声がする。
談笑しているようで少し警戒しながら扉を開けると、タフト夫妻とシャーロット、ジーナが会話をしているようだ。
ウィリスがエクサの帰宅に気がつき、片手をあげる。
「昨日も思ったが、改めて目の当たりにすると、すごいな、この魔獣は。これで従えてないというのだからさらに驚きだ。それと、サヴィーヌとシャーロットが念話を使えるようになってしまった。驚愕だ。」
にこにこと、サヴィーヌはもとよりシャーロットのことを家族か娘のことのように、とても嬉しそうに語るウィリスをエクサは微笑ましく感じ、親近感を覚えた。
「これ、今日の分な。」
「そうか・・・・。なんだ一つだけか。」
「まあ見繕うのは難しいんだ。討伐なんて普通は考えない相手だしな。」
「まあな。明日は私も参加するか。さて、もう少し会話に参加する。妻がこんなに笑顔で他者と話をしているなんて、新鮮だ。あとエクサ、妻がシャーロットの着替えを持ってきた。明日着てくれるといい。」
ウィリスはまたニコニコして女子会に戻って行った。
エクサは女子会の邪魔にならないよう、静かに風呂場に行って体を洗う。
体を洗うのと同時進行で小さい湯船にお湯をはっていく。
体を洗い終わったところで膝丈くらいの量ではあるが、膝を曲げて湯船に入った。
尻と足だけ暖かい。
だがこうしてゆっくり風呂に浸かることができてホッとしている。
「エクサ、一緒に入りましょ。」
裸のシャーロットが洗い場に入ってきた。
「タフト夫妻はいいのか?女子会は?」
「お開き。部屋に戻って行ったわ。明日は私も競売会場に行くの。」
エクサは湯船から立ち上がり、頭上にあるジョウロのような水栓の魔道具に繋がっている部分に魔力を流し、ちょうど良い温度のお湯が降ってくる。
「大丈夫か?」
綺麗で艶のある金髪を洗い流し、白い肌を撫でるようにお湯を伝わせる。
「あなたがいるもの。ジーナもね。」
エクサは微笑む。
シャーロットの体を洗い終え、湯船に一緒に入ろうとしたが、2人でしゃがむには狭すぎる。
「エクサ、先に座って。」
エクサは膝を折って座り、向かい合うようにして股の上にシャーロットが座が、シャーロットはうまくバランスが取れずエクサにもたれかかってしまう。
「本当に狭いな。」
うふふとシャーロットはエクサに微笑んで、エクサはシャーロットを抱きしめた。
風呂から出てお互いに体を拭きあい、歯を磨いてベッドに向かうと、シャーロットは裸のままベッドに倒れ込んだ。
シャーロットは仰向になり立っているエクサに両手を伸ばす。
エクサはシャーロットに誘われるままに体を重ねていった。
洋画に出てくる唐突な濡れ場を想像して書きました。
少し表現を削りました




