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死にたがりの詩集  作者: 死にたがりの意気地なし
6/6

感謝

力作だと思ったのに、後から読み返すと突っ込みどころが満載ってよくありますよね

妹が、洗い物をやってくれた


「ありがとう」と、口にした


ふと思った


感謝したっけ?



誰も損をしないから


意識してありがとうを言ってるけど


「当たり前」と思うようになったのは


いつだっけ?



たぶん、きっと


感謝って、「しなきゃならないもの」じゃなくて


「するもの」だと思うから


ずっと感謝するのは、難しいんだ



口だけだって、別にいいと思う


ずっとするのは難しいんだから


誰も損はしないんだし


いつもは、私もそう



けど、こんなとき


折に触れて、考えちゃったとき


そんなときだけでも、ちゃんと感謝しよって


私は、思うんだ



妹さん、ありがとう


あなたのおかげで、私の仕事が減ってるよ


「当たり前」と、思うようになって久しいけれど


元は、あなたの善意だったね



私にかかわってくれる人に、ありがとう


結構めんどくさい人間でしょう?


「当たり前」と思っていたこの縁は


いつ切れるとも知れないものだったよ


繋いでくれるのは、あなたの優しさだったね



ありがとう


ただただ、感謝したいんだ


当たり前が当たり前じゃないこの世界の


当たり前と呼ばれるほどに


変わらないものが、たくさんあったよ


有難う

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