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天使の涙 ~ 真 16歳。マキママ


(ねぇ、真。)

エリカが、イチゴを食べながら、話をしている。

マキママは、肉ジャガのおかわりを入れている。

真の帰りについてくる、天使のエリカ。

エリカと話をしたい!

 パパもママも、エミ姉も、晩ごはんには、帰ってくる。

「うん?」

(今日、ママさんと買い物に行ったの。)

「何か買ってもらったの?」

エミ姉が、聞く。

(うん。これと。)

イチゴを指した。

(キューイ。でも、硬いの。)

「そう。よかったね。」

(もう少ししたら食べられるの。)

(真、食べましょう。)

エリカが、真に言った。

固まる、3人。

(パパさんも、ママさんも、エミ姉も。ね。)

笑う、エリカ。

「ありがとう。」

エリカに微笑む、エミ姉。

(ううん!よくない。)

みんなが、エリカを見た。

(ママさんのお友達、ママさんの話をしているの。また、エプロンで来て。)

真が咳き込んだ。

「ママ! また、エプロンで行ったの?」

「うん! じゃまくさいし。」

「着替えて、お化粧している間に、買い物から、帰って来れるのよ。あなた。」

パパに同意を。

「やめてよ。恥ずかしいし。」

「……。 そう? あなた?」

「マキらしい。そこが好きだ。」

「ありがとう。あなた。」

パパとママが、キスを。

エリカが、真に、キスをしようとして。

「キ、キスしたら、怒るよ。」

「ん!」

(なんで? エミ姉?)

「あんたにいて、私にいないの!」

(なにが? どうして?)

エリカの質問に殺された、エミ。胸に手を当ててうなる、エミ。

「だから、早く、作りなさい。って、言っているのに。」

「学校に、好きな人、いるでしょう。」

ママの言葉が、矢になって、3本も4本も刺さる。

「た、立ち直れない。」

真を見ると、エリカが膝に乗って、キスをしている。

「地雷!踏んだ。」

エミが。

「でも、スーパーならいいぞ。」

「え…。 そうね。あの時の事?」

ママさんが、赤くなって言う。

エミが聞いた。

「俺が、会議資料を、家に置き忘れてな。」

「私が、会社に届けたの。」

「マキがな…。ジーンズに、俺のカッター着てな、サンダルで、エプロン姿で、電車に乗って来たんだ。」

「あの時、急ぐと思って、買い物籠に入れたの。」

「FAXしたらいいのに!」

エミ姉が言った。

「あの当時、まだなかったんだよ。FAXが。」

「だから、パパの会社に持って行ったの。」

ママが、赤くなって言った。

「そ、それで?」

真が。

「私、受付、わからないので、車から降りた人に聞いたの。」

「それが、社長だった…の。」

真とエミは…。

「あの時のあなたの顔、忘れられない。」

「会社のみんな、注目していたし。」

「私に、キスしたのよ。社長のいる前で。会社の人達がいる所で。」

「あの時のキス。最高だった。」

ママがパパに抱きついて、言った。。

真とエミ、お互い見ている。。

呪文が溶けたように、手で扇いでいる。

エリカは、真に抱きついた。



マキママ。モデルは、おふくろです。

近くのスーパーに買い物行く時、エプロン姿で行く。ある日、何故、エプロンで行くのかと、聞いたら、化粧して、服着替えて行く間に、買い物して、帰って来れるからと、言ってました。

もう一つ、おふくろとスーパーに行ったときのこと。

保育園の制服を着た女の子が、おふくろの尻を2回叩いたんです。

びっくりしたおふくろに、手を振って、ママさんのところに、

「しっているの?」

聞くママさんに、

「知らない。でも、しっているの。」

と、女の子が。

いつも、女の子に気楽に挨拶する、おふくろ。

子供達の人気ものだったみたいです。

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