一条柊が楓の彼氏になったら。
皆様お待ちかねのひぃ様です。
ひぃ様を消化しないと、他の攻略対象者のストーリーを皆様リクエストして下さらないようなので二番です。
目をさますと俺の上に楓が乗っていた。
勿論エロい意味ではない。
物理的に乗っかっているのだ。
重くはない。むしろ心地いい。
取り合えず朝の挨拶をしようと思ったら楓が先に口を開いた
「トリックorトリート」
楓をよくよく見ると魔女っ子帽子をかぶっている。
そうか、今日はハロウィンか。
俺はハロウィンなんて、興味がない。
働かない頭で考えがまとまらない中、手を伸ばすと楓の太股に触れた。
ミニスカのようだ。
ついついそのまま撫でたら強烈な頭突きをお見舞いされた。
「ごめんなさい。寝ぼけました。」
おでこを押さえながら謝ると楓はもう一度言った。
「トリートorトリート!お菓子くれなきゃイタズラするぞ!」
楓の顔を見つめながら暫く考える。
イタズラと言う言葉をどうにかエロい方向に持っていけないかと。
暫く考えたがどうにもなる気がしないので、ため息を1つつくと言った。
「着替えたらスイーツビュッフェにでも行くか?うちには楓が作ったお菓子しかないからな。」
楓は俺の顔を除きこみ笑った。
「ビュッフェ楽しみ!」
「デートだぞ、わかってんのか?」
楓はベッドから降りると嬉しそうに跳び跳ねた。
俺はそのまま横に倒れて楓のふわりとまうスカートの中を除きこんだ。
楓はすぐに気がついてスカートを押さえた。
「さすが魔女っ子…黒」
勿論思いっきり殴られた。
「少しぐらい恋人らしく甘い展開があっても良くないか?」
俺が呟くと楓はニコッと笑った。
可愛い!
「そう言えば、今お菓子持ってないならイタズラしていいんだよね?」
楓がやりそうなイタズラを考えたが、ろくな目に合いそうにない。
「イタズラ嫌だ~!」
おれがそう言った次の瞬間、楓の顔が目の前にあった。
柔らかい感触が唇にのる。
楓の顔から目がはなせなかった。
ゆっくりとはなれた楓の顔が赤く染まっている。
「楓」
「き、着替えてくるから、ひぃ様も着替えておいてね。」
「着替え、手伝おうか?その前にもっかいイタズラしてほしい。」
本気で言ったのに殴られた。
部屋から逃げるように居なくなった楓を目で追いながら口元がゆるんでしまった。
「ハロウィンってこんな幸せな日だったけ?」
俺はハロウィンが突然好きになったのだった。
たぶんひぃ様は今まで散々我慢してきたから付き合ったらエロくなると思う。
ニマニマしていただけたら嬉しいです!