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脇役謳歌中  作者: 百佳
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面倒事回避




「レイッ」


 熱くなる目頭を押さえたところで、ユイの切羽詰った呼びかけが聞こえてきた。


「ユイ、ここだ」


 顔を上げると、泣きそうな表情で駆け寄ってくるユイの姿が見えた。


「悪ぃ、心配させた」


 まだ少し痛む身体を起こし、ユイに手を伸ばす。


「ううん」


 伸ばされた俺の手をギュッと握り、ユイは首を横に振った。


「レイなら大丈夫だろうって思ってたから」


 そう言うが、握られた手からは、ユイの震えが伝わってきた。

 そうか、俺と同じように、大丈夫な筈だと分かってても、無事な姿を実際に見て確かめないと気が済まなかったのだろう。

 大丈夫だと、握られた手を、力を籠めて握り返す。それが伝わったのか、ユイの震えは段々と収まった。







「何があったの?」


 戦いの跡が残る周りと青龍を見上げ、ユイが尋ねる。


「ああ、そうだーーー」


「ストームさん、確か音が聞こえてきたのはこの辺りの筈です」



 説明しようとしたら、カインの声と共に、数人の気配がした。


「取りあえずここを離れよう」


 ユイの手を握ったまま、声が聞こえてきたのとは反対側に進む。

 魔獣を倒したのは編入生なのだから、俺らはここにいない方がいい。幸いながら、皆気絶してて、誰も俺が来た事に気付いていない筈だから。




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