木べらを持って鍋を探していたら、学院一秀才だけど地味男子学生に求婚されました
魔法王国に住むロッティは、虐げる家族から逃れ人里離れた庵に住むようになる。祖母達が使っていた魔女鍋ポーだけが話し相手。ところがある日、外出から戻るとポーがいない! 途方に暮れるロッティの目にとまったのは魔法学院の案内書。もしや…。ロッティはポーを探しに杖代わりの木べらをもって魔法学院に入学する。しかし入ったクラスにはなんと妹がいて「地味女」と呼ばれ絡まれる。逃れようと姿を消して、現れた先で壁にぶつかるが、壁ではなく地味男子学生だった。ロッティの持つ木べら。実は幻の材料でできたものだが、地味学生クリスに見破られた。それから何故かやたらと構ってくる。それ迷惑です!ーーいつのまにか恋の魔法にかかる魔女のお話です。