表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

賃金を上げる! 選挙になるとかならんとか。

作者: どこかの片桐さん

おしながき

・物価上昇+税金でみんな貧困

・政治の役目って?

・なぜ老人は自民党大好きか

・そろそろ喪は終わりにしよう。

・選挙いこうぜ!


 こちらでお送りします。

 世の中、物価上昇で手元のお金が相対的に目減りをして、みなさまお金ないお金ないとひぃひぃしております。

 お仕事しても、心は落ち着かず、みなさまに余裕がないような様子です。

 貧すれば鈍する。余裕がなければそれはもう、ぴりぴりもします。


 じゃあ、どうすればそれがよくなるのか、我々は考えネバならぬということで。

 参院選も今週本番ですので、ちょっと書いていこうかなと思います。


 それぞれの人々が妥協なくたゆまず努力をして、汗を流し歩み続けることで、日本は再び豊かに……はなりません!!

 というか、これはやりがい搾取という類のものであって、これでまじでやってけるとしたら、「何かしらの洗脳状態」でもないとほぼ無理で。

 昭和では、テレビとかを使って「人生のレール」をがっちり敷いて、横並びにやっていけば苦しくてもやっていける! ってことでできたのだけど、これだけインターネットが発達してしまうと、もう、「奴隷なのわかってて頑張る」はできないじゃないですか。(あと社会全体が良くなってる姿が見えたからってのもあるかもしれんけども)


 少なくとも「まともじゃない落ちこぼれになりたくないから、無理して普通に生きる」とかいう生き地獄は、ちょっとごめんこうむりたいと思うのです。


 さて、ではそんな時代の人々の幸福度というものは、どうすれば上がるのか、なのだけど。

 個々で突き詰めるしかないって言ってしまえばおしまいなわけで。

(個人的にはちょっとずつ、できることを確認していって自己肯定感を高めていく方法がよいとは思うのだけどね)


 けれども、個々でなんともならんこと、というものは世の中にあるもので。

 そういうところにこそ、政治が必要であると考えますが、みなさま、どうお考えでしょうか。

 そこで、「政治はそこに何をもたらせるのか」というのを考えてみたいと思います。


 日本国の首相は、なぜか「賃上げを政府が果たします!」(きりっ)ていってしまう。

 これはなー、誰がどう見ても、「それはあんたの仕事じゃあないぜ!」って言うと思うのだよね。

 賃上げをするのは企業であり政府は「賃上げをするためのシステムを作る」役目を担っている存在です。

 ようは、「賃上げを政府が果たす」のではなく「みなさんの賃金を上げるための追い風になります」とか「土台になります」とかなら、正しいのです。架け橋になります、でもいいですよ。


(一応、政治の専門家ではないから、素人の意見だとは最初に言っておきますけれどね!予防予防)


 具体的には「法律による規制の制御」と「税金による景気のコントロール」だと思っています。

 現在、野党はこの税金部分をなんとかすることで景気を刺激しようとしています。

 法律による規制の方は、あんまり脚光は浴びない部分でテレビとかネットでもあまり取り上げられないので地味ですが、「国のルール(法律)は国会で」決まっています。


 そのうちの「税金とかの部分」ってのがダイレクトに国民に影響がでるので取り上げられやすいだけで、いちおう国会で寝てるお大臣さまたちも、「ルールを作る!」お役目をやってるのだそう。(ルールは守らないんだけどねぇ)

 ちなみに数の暴力でフルボッコになる会なので、大人数を誇ってる内閣が出す法案はほぼ100%通って、議員立法のほうは、20%くらいしか通らない。(内閣法制局より)

 

 そっちについては、あとにするとして、「景気を左右するのにダイレクト」なのはやはり、お金の話です。

 というか、「衣食住がきちんと満ち足りる」+幸福度をあげるなにがしかを得る手段として、お金のパワーがでかいと思うのですよ。

 

 税金、金というのは、「HP」だと思うのですよね。「MP」がいいですか? いや「LP」か?

 生きるための力の一部を、吸い上げて一つにまとめて、困難に立ち向かうのです。

 そ、そうか! 税金とは元気玉のことだったか!

 

 昔の自民党は、集めた税金を公共事業に投入して、国を文字通り「切り開いて」山に道を作り、人の住める領域を増やしていった。

 おらが村の道がよくなった! ありがとう自民党さんってな具合で、その恩恵を感じてきた高齢者は今でもまだ自民党が大好きなわけです。

 あの人に任せておけば大丈夫! って思考放棄して、裏金とかやった議員の息子を無条件に苗字が同じだけで推してしまう。

 裏金とかなんくせつけられて、かわいそうとすら思ってるかもしれないよね。

 それよりかは、地元の発展に大変尽くしてくださったお大臣の恩に報いるために、一族みなさまにつくーしますーってなってしまう。


 それが故の支持率25%程度をキープするという「若者には信じられない」現象が起きている原因だと思います。

 しかも、高齢者の場合は基本的に、資産があれば年金とかでやりくりなんとかなるor生活保護か。

 まー、子供が氷河期世代で、子供がニートで、年金で育ててます80-50問題とかもあるんですけれどね。あとは高齢者だって自己負担は増えてるはずなんですけど、自分たちのために使われてるって思えば、まぁしかたないかーになりやすいのかも。



 国民を富ませるための税金の使い方をきちんとするのであれば、「ああ、なんか国会議員ちゃんとやってるじゃん」ってなるんだろうけどね。

 公共事業が2001年の小泉パパ政権あたりから、緊縮になってお金あまり使わないようにしようってなって、3兆くらい減った。

(いちおうここ五年くらいは、底上げで「防災・減災・国土強靭化のための5か年加速化対策」ってので年間1.3~1.7兆つんではいるようです。あんま言ってるの聞いたことないけどなぁ)

 それでも地盤沈下とかしちゃったり、水道管が古くなってるとか、いろいろあって「ちゃんとやってます?」て視線が向けられるわけです。

(国が持ってる車に、センサーとかつけて地盤調査とかってできないもんなんすかね……ぐっ、マイクロ波で調査が必要でそれなりに大きい車じゃないとだめっぽいな。普通の車にくっつけられるのがあれば、人海戦術で民間人にも調査に参加してもらうーとかできそうだけどね)


 あとは、素直に「新築を作る」より「補修をする」っていうのは金かけてる割に地味だったりするので、お得感は薄い→働いていないのでは感はでる。

 だとしても、インフラ整備に国がお金あてなくなったよなぁと感じるのです。文化がどうのってのも大事かもしれないけど、まずは「衣食住の確保」っていうレベルなんだって、わかってほしい。

(研究開発とかも日本って基本あんまりお金出さないイメージがあります。私学無償化してる場合ではなくて、公立の施設の拡充とかやってくれないですかね)


 そんなことを考えると、「お金の配分を考える」ってのが政治の一つのお仕事で、「集めた元気玉をどこにぶつけるか」ってのが大事なわけですよ。

 そのぶつけ先は「ここだ!」って示す選挙に、最近あまりなってなくて。(というか有権者も政策みて投票してないっていうデータもあるらしいですよ)

 今は、「元気がないから、どれだけ元気を集めるか、集めないか」っていうのが争点になってるように思います。

 あとは、元気を返す、か。


 いやー、私は使い道の方を注視しながら選挙戦みていこうと思います。


 それと、お金の分配を考えるのが政治だといいましたが。 

 だから裏金問題は、大問題だって騒がれていて、国家予算100兆弱のところのざっくり50億とか、そんなん2万分の1の金額じゃん、それくらいならまけたってあげてよ、とは言えないのです。

 国家予算全部着服しちゃったら、そりゃやべぇやつ(むしろそんなんできんやろ)ですが。

 

 私利私欲のために「一部であれ国家予算を私的に使うやつ」が国の金庫番をやってはいけないのですよ。

 いつ、泥棒を手引きするかわからない人に、門番は任せますか? あとでその中から一部、これお礼だって、小判を渡されるとか、ね! おさつじゃなくて小判だからーって。(あ、ちょっと涼しくなってきた)

 

 だから政治的に「金関連で潔白でない人」はめちゃくちゃたたかれる。

 国民民主党の支持率を一人でがた落ちさせた人だってそう。あれは不倫がダメなのではなくて、その前の政治と金の話があるからダメ。

 不倫もまぁ……よくはないけど、国民生活がよくなるなら個人のそういうのは、あくまでも「他人事」なんですよ。(関係者がお亡くなりなことには、ご冥福をお祈りしたいところだけれど)

 でも、税金の使い道っていうのは、「税金を納めている人にとっては他人事ではない」し、「税金を納めていない人にとっても、給付が変わってくるから消して他人事ではない」のです。


 政治献金が嫌われるのだって、「頑張ってね! の応援」が、「げっへっへ、お大臣様、こちらでよろしくお願いします」っていう賄賂に見えるからですよね。

 感謝を形にする「お歳暮の文化」っていうのが確かに日本には、「あった」よ。でも、政治献金って感謝とかじゃなくて、「この件なんとかしてくださいよー先生ー、ぼーん1億ー!」ってことだと思うんですよ。

 しかも「税金の動かし方をほぼ自由にできる自民党に献金の大半が集まる」わけなのだから、「それは、そういうこと」なんでしょうって思いませんかね。

(まあ、日本一献金している医師会があるのに、病院はめちゃくちゃ赤字なのは、金もらっても無理なもんは無理! ってことなのか、どうなのか。よーわからんけど。下手に規制緩和して死人とか出たら、そこで党命が終わってしまうしね……)

 まあ、それでも「日本が豊かになっていく実感を感じられたお年寄り世代はそれでよかった」んだろうけれども。


 今は、むしろ貧しくなっていく実感しかない。


 なので、ぜひともみなさまに考えていただきたいのは。

「誰だったら元気玉をうまく使えるのか」であります。

 そのためには、ちゃんと「争点以外もみないといけない」わけであります。


 あと、高齢者のみなさまにお願いしたい。

「すでに、お世話になった過去の自民党は死んだ」ということです。というか、若者の皆さんはぜひ、両親や祖父母の方に、我々のためにいつまでも自民党の喪に服さないで、未来を作ってほしいと、煽っていただきたい。

 国民のためになった自民党は、もう死んだ。そう、死んだのです。

 今の自民党は、もはやただの、ゾンビなのですよ。国民を食い散らかして、リビングデッドにしてしまうやつらなのです。

 ソウルスティールしてくる七英雄なのですよ。国民のLP(貯金)はもう0なのですよ。

 子や孫のために、選挙を「知ってる名前を書くだけの会」にしないでいただきたいのです。

 

 と、いちおうここまでで選挙関連は終わりなのだけど。

 後述するっていってた、法律のお話を。


・政治家のお仕事≒法律を作る、変える

 規制緩和! って言葉が強く出ることがありますが、世の中のルールは法律で決まっています。

 学校で習うことですが、日本国憲法が一番のおやびんであり、国会で可決された法律が「憲法違反」と言われた場合は、その法律の方が力を失います。

 それで、「法律がなにか経済に影響あるの?」っていうところですが。

 

 それぞれに「法律を守れ、コンプライアンスを守れ」ってな具合で、これやっちゃダメあれやっちゃダメってのがあると思うんですよ。

 特に私の場合は、法律でがっちがちに縛られ、商品やサービスの値付けまでに、法律ががっつりあって、「あこぎなことすんなや!」って国にコントロールされている身です。


 そうではなくても、あー、普遍的なやつが「働き方改革」かな。

 労働時間の上限がいくつまでっていうのは、国がルールを決めるとみんなに影響があるかもしれない。

 36協定があるけど、こっちもルールを決めるのが国なわけです。


 現在8時間労働「まで」とされてるけど、健康増進のために7時間にしようとか、いや、国の発展のためには10時間までOKにしようとかね。ルールが変われば「それに従う人達の生活は変わる」のですよ。 

 働き方改革っていう、くそ制度あったじゃないですか。

 あれとかも国主導ですよね。過労死問題が出たから「じゃあ一律ここまでね!」って時間を切ってこれ以上働いたらだめだからね! 絶対だからね! っていうやつ。

 なんでくそ制度っていうかというと、「から残業」になるか、「仕事の放棄」になるかするから。

 仕事の量は定量ではないです。あと「その場で解決しないといけない系のしごと」をしていると、「残業はどうしたって発生するモノです。

 だって、外科医の先生とか手術中に、「予想外に腫瘍が大きい」とか「予想以上に出血が多い」とかで手術時間が伸びて、でも「六時なんで、このままかえりまーす!」ってわけにはいかないでしょ。おなか開いたままでさ。

 

 書類仕事だったら、余裕持って明日なら間に合うものは明日に回すとかで、残業は減らせると思うのだけど、対人業務していたら無理ですって。

 それって命にかかわることだけじゃね? ってわけでもなくて。

 例えば100万の宝石が売れそう、良い感じに商談している。でも定時まであと五分。

 相手はめっちゃ悩む。その時は「六時までに決断してくださいね、労働時間終了なんで!」とはいわんでしょ。

 

 そういうことがあるんだけど、「一律働くな!」っていう、風潮はちょっと違うかなと思うのですよね。いちおう、長く働いた分、他で早く帰ればいいみたいなことはできるっぽいですけれどね。


 という感じで。

 法律を変えると、人の動き方というのを変えることができる、というお話でした。


 こういうのが他に「道路交通法で、速度規制の上限撤廃しまーす」とか、「食品衛生法の、期限ばくのばししまーす」とか、専門じゃないのでめっちゃ適当にいってますけど、そういう「安全」と「効率」の天秤をつかさどっているのが法律なのですよね。

 それを守るための罰則や、監視体制もしっかりしてないと機能はしないのだけど。

 

 こういう基盤部分を作るのが政治家というものだと私は思っているのだけれど。(特に国会議員はね)

 選挙前はみんなお金配りおじさんになるという、現実。絶望。


 なので、みなさん、選挙行きましょう。

(この、なので、はつながっているのかしらんけどな!)


 というか、三連休の中日ですが、特に家庭をもてている上級のみなさまにおかれましては、子供連れて選挙会場はいって大丈夫なので、社会見学と称して選挙にいって、そのあと選挙割とか受ければいいんじゃないかなと思います。

 なんか最近18歳未満の子供も入れるようになったらしいよ(昔は幼児までだったかな)

 子供居ない氷河期世代は……どうすんべ。

 正直、政治に関心を持つ心の余裕とかなくないです? え、もう尻に火が付いたからちゃんと選挙いく?

 すんばらしー!


 いやさ、ここ30年の政権が今の圧政をやってきたのって、もしかしたら票田のボリュームゾーンである氷河期世代をぼっこぼこにして、選挙に行けないくらいギリギリに追い込むことで、今の政権を維持させるっていう陰謀だったのではないかとすら思ってしまう。

 陰謀論乙!


 でも、「選挙のための政治」をするのであれば、365日選挙対策の政治ができるわけで。

 その中に、有権者の心を折るというプランが入っていても、今の政治情勢だと、ありえそうとも思ってしまう。

(そもそも、草木くらいにしか思ってなさそうだけどね。選挙前だからお水あげるね、くらいな)


 となると一回、リセットする必要もあるのかなとか、アメリカみたいにある程度二大政党で入れ替えが起きるとかの方がいいのかなとは思ってしまいます。

 まー、惜しむらくは、野党第一党もほぼ自民と同じような感じで、自民の二軍みたいなイメージなところで。

 与党が過半数割れしたら、野党とくっついて政権維持しそうなんだよね、という思いもありつつ。

 こういうところが、こー、「選挙いってもどうにもならんやろー」って空気が出ちゃうのですが。

 でも! 行きましょう。今のままでいいですよ! にしないためにも。


 個人的には政治家の先生には国会にいるあいだ、スマートウォッチつけてもらって、国会中のバイタルチェックはしてほしいなと、「健康のためにも」推したいところです。位置情報把握とかは国会で座っているはずなので、測定されても問題はないですよね?

 え、寝てる時間が計測されたら、その分給料から天引きでね。

 っていうか、お給料も日割り計算にした方がいいと思う。1日出れば1か月の歳費もらえるとか、反感しかでないと思うのです。

 そうすればさぼらないのではないかな。

 

 と、余談でした。

 国民には「なんで働かないの?」とかいうなら、議員もちゃんとはたらかねばならぬと思う所存でした。


ぎゃーー。誤字報告感謝ですっ。やべ、衆議院と参議院記載ミスってたわー。はずかしー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ