表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/30

第3話 「勝つことが正義。失墜の戦士。」

カマイタチを撃破した誠司たちは家に戻ろうとしていた。その時、後ろには黒い鎧を纏った人間がいた。

「誰だ。お前は。」

誠司が剣を向けるとそれに応えるように剣を向けながら、

「戦え、お話はその後だ。」

と一言。

「こいつも妖なのか。」

「違う。おそらく人間だ。私たちのようなものだろう。左手を見ろ。」

その人間の手首にはクロスバンドのようなものがつけられている。

「あれは‥。クロスバンドか? でも、これとは何か違うような。」

自分のクロスバンドを見ながら呟く。

「それに、私は感じる。あいつの中にも覚醒したココロノカミがいる。」

「まじか。」

「何を話している。さっさと始めるぞ。」

少しイラついた様子で誠司に言う。

「そうだな。フェニル、いこう」

フェニリングをセットし、再度フェニックスフォルムに変身。黒い鎧を纏った者は左手に黒金の刀を持つ。お互いに八相の構えになる。相打ち、打ち合いを繰り返すも、最初に制したのは相手だった。

「この程度か。」

さらに追い討ちをかけられる。

(振る速さも、機動力も全て相手の方が上だ。)

「しかも、この前の妖より強くないか。」

ノーヴァは守りに徹するしかなかった。

「何も変わらぬな。お前が俺に振れたのは最初の打ち合いのみ。お前では相手のならない。」

後ろに倒れてしまうノーヴァ。

「グワァ!」

「覚悟が足りないんだ。お前に剣を持つ資格はない。俺にはココロノカミを強制解放する力があるんだよ。」

「ココロノカミってもう、なんなんだ。」

誠司が今にも消えそうな声で言う。

「気持ちの昂りだよ。気持ちが強い奴が覚醒できる。そして、俺はその覚醒しかけてるやつを強制的に目覚めさせ、暴走させることができる。」

「気持ちの…昂り。」

「運動部のやつってすぐに気持ちが昂るからな。やりやすいんだよ。お前の学校にはいっぱい、いるよなぁ。そう言うやつ。」

ハッとした誠司がそれに答える。

「お前、まさか桜聖学園を狙ってるのか!」

「さぁな。」

と言いながら黒金の剣を上段に構える。


「あばよ。“黒斬”」


遠斬撃がノーヴァを襲う。大きくダメージを負ったノーヴァは変身解除し、その場に倒れてしまう。フェニルはリングから飛び出し、誠司の前で翼を広げる。

「誠司!」

「お前がそいつのカミか。言っておけ、お前は戦いに向かないと。」

フェニルは誠司を羽で守りながら

「お前に何がわかるんだ。誠司は強い。今回は油断しただけだ!」

「言っていろ。俺の名前は『失墜の戦士』。次会った時には必ず仕留める。」

そう残してその場から消えた。


***************************


 誠司が目を覚ますと目には家の屋根が映った。

「学校が! いたっ。」

横にはフェニルがSDフォルムで今にも泣き出しそうな顔をして座っている。

「誠司! あまり動かない方がいい。ひどい怪我だ。」

誠司は焦りながら言う。

「あいつはどこに!」

「失墜の戦士と言うそうだ。君が倒れた後、姿を消したよ。」

「くそっ。」

誠司は床を拳で叩きつけて、悔しそうな顔を浮かべる。

「どうかしたのかい?」

フェニルが誠司に問いかける。

「あいつの剣捌きは本物だった。圧倒されて何もできなかった!」

唇を噛み締めながら誠司は返す。

「剣の技量はそこそこあるであろう君がそう言うだなんてね。」

「でも、あいつの剣捌きを僕はどこかで見た気もしたんだ。」

「一体どこで?」

「わからない。でも、次は勝つ。学園の平和がかかってるんだ。」

「絶対守ろう。」

二人は拳を合わせながら語る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ