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2024のお部屋

カツ丼カツなし

作者: スタジオ めぐみ

お義母さんから、カツと苺を頂いた。

旦那はあまり果物が好きではない。

苺1パックは3日をかけて、私の胃袋に収まった。

幸せである。


カツは、スーパーの切れているロースカツ1枚だ。(6切れ)

カツを見て、私はカレーだなと思った。

カレーの材料は常備している。

カレーを作った。

そして、私は迷わずカツを3切れ載せて、カツカレーにした。

カツカレーにするために、カレーを作ったといっても過言ではない。

旦那はカツは別にしておいて、後で食べると言った。

え?カツカレーにしないんだ?


そして、次の日…。

キッチンにいる旦那。

昨日食べなかったカツ(3切れ)を包丁で更に3等分に切っている。

サイコロのような形のカツになった。

私は旦那がキッチンにいる時点で気がついた。

カツ丼だ!!!ということを。


美味しそうな匂い。素敵。

ルンルンで味噌汁とサラダを作った私。

メインはカツ丼!と思っていた。

食べるまで気がつかなかったのだ、この後の悲劇を。


「あれ?カツなかなかないな〜」

「私のたまごと玉ねぎ多いな〜」

あれれれれ?…カツなし?


なんか、少し泣きそうになった。

私は食いしん坊なのだ。食べたいものは食べたい。


そしたら、旦那がカツを1粒くれた。

「あなたは昨日カツを食べましたね?それなのにまたカツを食べるつもりですか?」

「うん。食べたい。カツ丼美味しい。」

「ダメ。カツを食べた人は玉ねぎ丼です。」

何故かいつもより強気な旦那。

いつもよりカツが少ないからか。

いつも1人1枚だもんな。

今回1枚を半分だから、そりゃ必死だよな。

よく見たら、旦那のカツ丼もどこにカツがいるのかわからないくらい、たまごと玉ねぎだった。


食後、片付けをしていたら、フライパンに残り半分のカツ丼のカツ達がいた。

ラッキー。

明日もカツ丼だ。いや、私だけ玉ねぎ丼か。

まあいいか。多分、1粒カツもらえるだろう。


うちの旦那のカツ丼は美味しい。

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