恋は道に落ちてない。
恋なんてしたことがない女の子の独り言の巻
「恋」という単語はどこの国でもある。
音楽と同じく世界中どこでも存在し、その感情は確かにお互いを幸せにするときもあるが
その反対に人を狂わせことも多いらしい。これもどこの国も同じらしい。
ある時は恋のために国が滅亡し、
ある時は恋のためにお互いの命を投げ出し、
また時では恋のためにお互いを憎しみあうときもある。
これはほんの一例に過ぎないが、それほど恋ってのは「薬物」のようなものなのだろう。
適度にとれば快感に過ぎないが、依存しすぎると、その途端すべてが破滅するような。
その「恋」いったいどこでその人たちは見つけてくるのだろうか。
「恋」はそこらへんに落ちているのだろうか。
ドラマや漫画のように「きっかけ」は簡単にはやってこない。
そもそも恋は相手から愛される自信がなければ始められそうな気がしない。
電車に揺られながら考える。
あそこのイケメンは私のことをかわいいって思ってくれるだろうか。
そしたら告白して付き合うのに。
かといって全くこれまでの人生に私のことをすいてくれる人がいなっかたわけではない。
自分でいうのも気が引けるが自分は友達も多いし、明るいほうだと思う。
運動はできないけど楽しめるほうだし、人とかかわることが嫌いじゃない。
だから異性とかかわることも多かっただけに、「人当たりの良い性格の私」にひかれて
二人きりの遊びに誘ってくれたり、校門で私のことを待っててくれたりした男はいた。
けれどいつも仲良く話していた「友達」が「男」の顔を見せる度、
どうしても気持ち悪くなってしまう。毎回そうやって私はできるだけ避けて避けて終わりにする。
漫画でも、ドラマでも、そこから恋は始まるのに、私の場合一向に始まる気配がせず
むしろ私に好意的な視線を向ける男の存在自体に嫌悪感すら抱いてくるようになってしまった。
教えてくださいヒロイン様、どうしたら恋は始まるのでしょうか。
読んでくださりありがとうございました。