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Lonely nightmare  作者: アーヤ
チャプター0 孤児院に住む子供たち
7/24

#7

 セシルの部屋のドアが閉まったのを確認してから、隣の部屋をノックした。


「は、はい……」


 出てきたのは、長い髪を耳の下でまとめている子だった。


「あ、えっと……エドワードさん……ですよね。わたし……エティ・メイデンと言います。……えっと、あの……わたし、話すのあまりうまくないし、いいところもなくて……ごめんなさい」


「気にしないで」


「あ、ありがとうございます……。わたし、引っ込み思案で、いつも何もできなくて……。セシルは、少し怖く見えるかもしれないけれど、本当は優しいんです」


「仲いいんだね」


「ここに来るまでは、友達がいなかったので……。今とても楽しいんです。えっと、わたしこれから本の整理をしないといけないので」


「分かった」


「それでは……」


 僕が自分の部屋に戻るとき、エティは手を振っていた。僕以上に人と話すのが上手くないようだけど、少しは心を開いてくれたかな。


 八時まで読書しようかな。それとも、フローレンスが誘ってくれた紅茶? でも、さっき断ったのに、今度は「淹れて」だなんてわがままだと思う。


 自分ひとりの時間になると、眠気が襲ってきた。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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