絵里 実家へ
私のお母さんが倒れたらしい。
お父さんから電話がきた。
「……………じゃあ将哉くん……来週には帰ってくるから……」
「……………絵里……」
「ちゃんとご飯食べてね?」
「……おう!」
私が不安な顔をしていたせいか将哉くんは実家に帰る前に私を抱いた。
「俺さ、絵里がいない間会社の近くのビジネスホテル泊まってる」
「え……………?」
「いや、工藤さんに会いたくなくてさ……」
「そっか……まぁ、行ってくるね!」
私は、タクシーに乗り駅に向かった。
****
今日から1週間絵里が居ない。
《ピーンポーン》
「はい」
「こんにちは将哉さん。絵里さん1週間居ないそうなのね?」
「えぇ、まぁ。」
「将哉さん……………っ。」
工藤さんは俺に抱きついてきた。
「やめてくださいって言ってるじゃないですか!!!」
「将哉さん………わたし貴方を愛してるの」
「……え?」
「羨ましいわ……将哉さん今さっき絵里さんの事抱いたのね」
「だったら何ですか」
「将哉さん、わたし達もしましょう? 」
「……………は?!」
「もしOKしてくださるのなら、今日限りで来ないわ」
「ほんとですか!?」
「その代わり……………」
「その代わり?」
「貴方も満足しなきゃダメよ」
「え……………」
「貴方の精○をわたしにちょうだい?」
「いやいやそんなこと……………」
「なら、来るわ」
「そんなの……………」
「さぁ、どうする?」