表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

工藤さんと将哉②

初めまして。工藤良子です。

「ン……あっ。」

この間撮った動画何回見てもいい。


こんなの自己満って分かっているわ。

でも……でも……。

この動画を見ながらすれば寂しくないわ。

だってほら……そこに将哉さんが居るもの……


「あの感覚……忘れられない……」

わたしは携帯を持って部屋を出た。



《ピーンポーン》

「はーい。」


「絵里さんこんにちは」

なんだ、今日は絵里さんいるのね。


「どうも……」


「将哉さんいらっしゃる?」


「いますけど……」


「ちょっといいかしら?」


「わかりました…」

じきに将哉さんがやって来た。


「く、工藤さん……」

わたしは将哉さんの手を取り玄関の外へ出た。


「将哉さんあれからどう?」


「いや……もう俺に、俺たちに関わらないでくれますか」


「どうして?」


「迷惑なんです……」


「酷いわ……引っ越してきた時からずっと気に掛けていのに……どうしてそんな事言うの?」


「工藤さんのせいで俺らめちゃくちゃにされたくないんです。」


「んもう!酷いわ!」

そう言って将哉さんにキスをした。


「やめてください!こーゆーのほんとに。」

そう言って将哉さんは部屋に戻って行った。


「……」

可愛いたまらなく好き。愛してる。

あの時からずっと……………。



****



「ねぇ将哉くん」


「ん?」


「久しぶりに……しない?」


「え?」


「いやなら……いいんだけど……」


「んーん……嫌じゃない……」

将哉くんは少しためらいながら私を抱きしめた。


キスも……噛み付くようなそんなキス……

いつの間に将哉くんは変わったのかな…


「絵里……っ!!」

やっぱり良子さんが関係してるのかな?


「将哉くん…今日良子さんと何話してたの?」


「用もなくうちに来ないで……って……」


「そう……」

1度だけ将哉くんから良子さんの匂いがしたことがある。それが不安で不安で……………


「将哉くん……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ