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血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
File Group 3 刃の獣
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File.36 最後の戦い

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

 『刃の獣』がまた、前脚を上げる。

ズダダダダダダダダダダダダッ!!!

 父親は、その隙に『刃の獣』の腹部に銃弾を大量に当てた。

 だが、それでも『刃の獣』の動きは止まらない。

ガキンッ!!

 『刃の獣』の前脚が地面に接触した。

 間一髪で、父親は『刃の獣』の一撃を避けたのだ。

 あんなボロボロの身体でどうやって避けたのだろう?

 多分、死力を振り絞って戦っているんだろうか。

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

 マシンガンの発射音が響き渡る。

 さっきから、全く効いていないにも関わらず、父親はマシンガンを撃ち続けている。

 何か策でもあるのだろうか?

 いや、あの身体でそんなことは考えられないだろう。

 父親は、『刃の獣』を倒すために我武者羅に戦っているだけだ。

 小さい頃の俺や近くにいる子供たちを守るためだけに戦っているだけなんだ。

 やめろ!!

 もう、父さんの身体は限界のはずだ!!

 そんなことをしなければ、父さんは生き残れるんだ!!

 もう、やめてくれええええええええええ!!!!

ギシャァァァァァァァァァァァァァ!!!

 『刃の獣』は怒り狂っているかのように、父親に突撃した。

 やめろおおおおおおおおおおおおお!!!

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

 『刃の獣』は銃弾を真正面から受けながら、父親に突撃していった。

 父親の銃撃はもはや、『刃の獣』にはかすり傷にすらならない。

ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 『刃の獣』が、また前脚を上げる。

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

 父親には何も見えていないのだろうか?

 全く避けようとしない。

 このままでは、死んでしまうぞ!!

ザクッ!!

ザクッ!!

 父親に『刃の獣』の前脚が無残に刺さる。

 父親からは、大量の血が流れ出ている。

 出血多量で死んでもおかしくない。

 それにも関わらず、父親はまだマシンガンを握りしめていた。

「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」

 父親が笑い出した。

 遂に頭までおかしくなってしまったのか!?

 と思ったがどうやら違うようだ。

 父親がマシンガンを操作している。

 また、一斉射撃でもするつもりだろうか?

 もう、『刃の獣』には効かないのに……

 父親は震える腕で、マシンガンを構えた。

「これで終わりだああああああああああああああ!!」

 その声と共に、引き金が引かれた。

 マシンガンから特大の弾丸が発射される。

 おそらく、最初からマシンガンに仕込んでおいたものなのだろう。

 今まで、これを『刃の獣』に当てようとしていたのか!?

 だが、そんな感じではない。

 父親は、息も絶え絶えという状況だ。

 とてもそんな判断を下せるはずがない。

 特大の弾丸が『刃の獣』に当たった。

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!

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