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血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
File Group 3 刃の獣
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File.32 刃の獣

ズダダダダダダダダダダダダ!!!

 父親がサブマシンガンの引き金を引いた。

キシャァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 『刃の獣』がそれに気づき、こちらを向いた。

 眼はなく、口は剣でできていた。

 何処を見ても剣で構成されている怪物だ。

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!

 銃弾が撃ち続けられるが、『刃の獣』には全くダメージがないようだ。

「効かない!!」

「今度は、私が行きます!!」

 騎士テイラーが『刃の獣』に向かって前進していった。

キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

ザクッ!!

ザクッ!!

 『刃の獣』は前脚を再びフィーンドに突き刺し始めた。

 相手が怪物なのもあり、騎士テイラーは何の妨害も受けずに『刃の獣』の足元まで行けた。

 騎士テイラーが、ルークブレードを振り下ろす!

ガキィィィィィィィィィィィン!!!

 何かの砕ける音が響いた。

 一瞬、それは『刃の獣』に傷がついた音かと思ったが違った。

 なんと、ルークブレードが折れてしまったのだ。

 『秘力』にさえ対抗できるルークブレードが折れるなんて……

 いったい、あの『刃の獣』の身体は何でできているんだ!?

ギシャァァァァァァァァァァァァァ!!!

 『刃の獣』は自分に攻撃されたことに気付いたのか、こちら側を再び向いた。

 そして、剣のような前脚を騎士テイラーの真上に振り上げた。

キシャァァァァァァァァァァ!!!!

「う、うわっ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 『刃の獣』の鳴き声と共に、『刃の獣』の前脚は振り下ろされた。

ザクッ!!!!

 騎士テイラーの絶叫も空しく、『刃の獣』の前脚はルークアーマーを貫いた。

「ガハッ!!!」

 騎士テイラーが吐血する。

 その血は、『刃の獣』の前脚に着いた。

ギシャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 そして、『刃の獣』はさっきまでフィーンドにやっていたように、前脚を騎士テイラーに連続で突き刺した。

「ガハッ!! グハッ!!」

 何度も何度も、『刃の獣』まるで子供が駄々をこねるかのように騎士テイラーを突き刺し続けた。

 このままだと、死ぬのは父親じゃなくて騎士テイラーになってしまうぞ!!

「まずいな……」

 父親はその状況を呆然と見つめている。

「このまま使わないで置きたかったんだが……」

 何かぶつぶつと呟きながら、両手に持っている警棒とサブマシンガンを弄り始めた。

 しばらくすると、父親の手には全く別の武器が完成していた。

 それは、俺が持っているマシンガンによく似ていた。

 え?

 まさか、あの警棒とサブマシンガンを合体させたら、俺のマシンガンになるのか!?

 でも、そんな複雑な武器をどうして父親が持っているんだ?

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