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血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
File Group 3 刃の獣
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File.28 悪鬼を追え!

「近づくなと言っているのが分からないのかああああああああ!!!」

 フィーンドが絶叫し、鉈を振るう。

 すると、そこから今まで見せたことのない、多重の錆びた斬撃が騎士テイラーに向かって飛んでいった。

 やはり、戦闘力が上がっているようだ。

ズドドドドドドドドドドドドォォォォ!!!

「ぐはぁ!!」

 騎士テイラーのルークアーマーでも、その『秘力』は防ぎ切れなかった。

 騎士テイラーは、斬撃が消えるまで押し飛ばされた。

「ああああああああああああああああああああ!!!!」

 その様子を確認したのか、フィーンドは大声を上げながら何処かに走っていった。

 このままでは逃げられてしまう!!

「待て!!」

ズダダダダダダダダダダダダ!!!

 父親がサブマシンガンで、フィーンドの動きを止めようとするが、まるで効いてない。

 画面の中から、フィーンドが消えてしまった。

「騎士テイラー! 大丈夫ですか!?」

 父親が騎士テイラーのことを心配する。

「そんなことより、フィーンド氏を追って下さい! お前も!!」

 だが、騎士テイラーは自分のことより捜査の方を優先させた。

 流石は騎士……と言いたいところだが、騎士テイラーは辛そうだ。

 何処かで手当てをした方が良い。

「分かりました!」

 そう言って、父親はフィーンドが逃げた方向に走っていった。

 父親を追って画面も動き出した。

「うわあああああああああああああああああああああ!!!!」

 フィーンドの姿が見えなくなっても、フィーンドの絶叫は絶えず聞こえてくる。

「こっちか!!」

 父親はそれを頼りに、フィーンドを探しているようだ。

 しかし、それでは正確に見つけられるか分からないぞ……

「何処へ行った!!」

 父親は住宅街を走り続けている。

 だんだんと、道が広くなっていっているな……

 このままだと大通りに出るんじゃ……

「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!」

 誰かの悲鳴が聞こえてきた。

 フィーンドに襲われたんだ。

 父親は、走るスピードを上げて、悲鳴の発生源に向かおうとした。

ビュゥゥゥゥゥゥゥン……

ビュゥゥゥゥゥゥゥン……

 そして、父親は車の走る大通りに出た。

 その大通りの脇で、フィーンドは片手に鉈を片手に男の死体を持って立っていた。

「近寄るなあああああああああああ!!!」

 フィーンドは鉈を振り回して、錆びた斬撃を飛ばした。

「キャアアアアアアアアアア!!!」

「殺戮者か!?」

「逃げろ!!」

 大通りということもあって、そこにはたくさんの人々がいた。

 みんな、様々な驚き方をして、どんどん画面から消えていった。

ドガァァァァァァァァン!!!

パラパラパラパラ……

 錆びた斬撃が建物に当たったのか、コンクリートの破片が降ってくる。

「動くな!!」

 父親は勇ましい声を発して、フィーンドにサブマシンガンを向けた。

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