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血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
Interval Story 2 たった1つの問題
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Story.11 誰が父親を殺したのか?

「これで、2本目は終わりか……」

 しばらくして、レフシィが立ち上がりながら言った。

 2本目のビデオテープを抜き出し、3本目のビデオテープを入れようとしているみたいだ。

「なあ、レフシィ」

「なんだい?」

 俺はレフシィに訊きたいことがあったので、レフシィを呼び止めた。

「どうして、父親は死んだんだと思う?」

 俺はこのビデオテープを見て、何度も父親が死ぬんじゃないかと思った。

 例えば、フィーンドと対峙した時、父親はまともに戦えずに死ぬんじゃないかと思った。

 また、武装集団に襲撃を受けた時もひょっとしてここで死ぬんじゃないかと思った。

 しかし、そのどちらでも父親は生き残った。

 ただの人間だったら、危うく死にかけていただろう。

 だからこそ、逆に気になる。

 父親は何故死んだのか……?

「どうしてって……。それは、誰かに殺されたんだと思うよ」

 レフシィは、ちょっと考えてから回答した。

 だが、そんなことで俺の父親は死ぬのだろうか?

 父親は秘力使いとも渡り合えるほどの力を持っていた。

 そんな人間が、いったい何で死ぬのだろうか?

 少なくとも、何者かに殺されたとか、そんなヤワな理由ではない気がする。

「本当にそうなんだろうか……?」

 思わず口から本音が漏れてしまった。

「そうじゃなきゃ、いったい何で死んだって言うのさ。母さんが嘘をついたとでも言うのかい?」

 レフシィが強い口調で言ってきた。

 そういえば、母さんは父親が殺戮者と相討ちして死んだと言っていた。

 ということは、誰かに殺されたのは間違いないのだろう。

 ただどうも、レフシィは母さんが言ったことを信じたいと思い過ぎているみたいだ。

 何せ、フィーンドともハイドとも、2人がかりとはいえ互角以上に渡り合っていたんだ。

 そんな父親が、誰かに殺されて死んでしまうなんてことが有り得るのだろうか?

「1番父さんを殺せそうなのは、あの銀髪の双剣士だよね」

 そういえば、さっきから銀髪の男が要所要所で事件に関わってきている。

 計画とかなんとか言っていたし、その邪魔になるから父親が標的になったとしても不思議はない。

 あの銀髪の男は、少なくともフィーンドやハイドよりも強そうだったし……

 銀髪の男と相討ちで死んだのなら、有り得るかもしれない。

「ああ。確かにそれだったら……」

 疑念がまだ晴れていないが、それは次のビデオテープで分かることだろう。

 次のビデオテープで、父親の死の真相が分かるはずだ。

 きっと……必ず……!!

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