表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
File Group 2 潜みし殺戮者
35/53

File.25 嵐の後

「いったい、今のは何だったのでしょう?」

 騎士テイラーが呆然としている。

 突然のハイドの暴走、突然の武装集団の襲撃と、目まぐるしい展開ばかりだったのだから無理はない。

 むしろ、喋れているだけ凄いと言える。

「さあ? ただ、フィーンドの家を襲撃したのは、あの一団に間違いなさそうですよ」

 父親も呆然としているが、自分の考えを言えている。

 やっぱ、嫌に精神がタフだよな父親。

「これは、我々だけで解決できるのでしょうか?」

 騎士テイラーが不安そうな顔をして言った。

 確かに、組織絡みの殺戮者事件となると、軍に手伝ってもらわなければ、到底太刀打ちできない。

 だが、おそらくこの時の軍は、何らかの原因で機能不全になってしまっている。

 これは、お手上げか……?

「ヴィール君が言っていた武装集団や長髪の双剣士のことは、お手上げでしょうね」

 父親は鼻で笑いながら両手を広げた。

 その後、すぐに真剣な表情になって、

「ただ、フィーンドの殺戮は、例え原因が何であろうとも止めなければなりません!」

 と、力強く言った。

 かっこいい……

 何となくだが、不意にそんな気持ちになった。

「そうですね……」

 対する騎士テイラーは、何だか残念そうだ。

 多分、早く事件から解放されたいのだろう。

「では、気を取り直して、私の部下と合流しますか」

 父親はそう言って、歩き出した。

「そうですね」

 騎士テイラーも歩きだし、画面の方に寄ってきた。

 そして、手を画面の上下に持ってくる。

「あいつ、逃げちまったか……」

 画面が急に動いた。

 騎士テイラーが、ビデオカメラを担ぎ上げたんだ。

「後で、お灸を据えないとな……。まあ、あんなのが来たら流石に逃げたくなっちまうんだろうけど……」

 どうも、ビデオカメラ持ちが逃げたことを怒っているようだ。

 ちゃんと撮っていないと、記録に支障が出てしまうだろうから、仕方のないことだ。

「さて、もう今日は使う必要はないな」

 騎士テイラーの声と共に、画面が真っ暗になった。

 これで、2本目のビデオテープはおしまいなのかな?

 しかし、これを見ても何故父親がこの事件で死んでしまったのか全く分からない。

 いったい、この後に何があったって言うんだ?

 まるで、予想がつかないぞ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ