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血塗れ悪鬼事件  作者: 斜志野九星
File Group 2 潜みし殺戮者
31/53

File.21 潜みし狂気

 画面の前には、異様な光景が広がっていた。

 さっき見たときには、平和だった鉱山は見る影もない。

 周りからは煙が上がっており、建物はボロボロになっている。

 その中央に、この状況を作ったと思われる人物がピッケルを持って暴れていた。

 間違いなくその人物は、先程事情聴取を受けていたハイドだった。

「うわあああああああああああああああああ!!!!」

 ハイドは、ピッケルを振り回している。

 同時にピッケルから衝撃波が放たれ、辺りを破壊する……

「ハイドさん! 何があったんですか!? 落ち着いてください!!」

 騎士テイラーは、ハイドをなだめようとした。

「うるせえええええええ!! 死ねええええええええ!!」

 だが、ハイドは聞く耳を持たずなおも暴れ続ける。

 まるで、前のビデオテープで見たフィーンドのようだ……

 錯乱して、『秘力』を辺り構わず振りかざすその姿は、あまりにもよく似ていた。

 しかし、ハイドをこのようにした原因はなんなのだろう?

 やはり、先程の銀髪の男が関係しているのだろうか?

「意地でも倒すしかないみたいですよ?」

 父親は既にサブマシンガンの引鉄に手をかけている。

 戦闘する気満々だ。

ズダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!

 銃声が鳴り響き、ハイドの周りに爆発が起こった。

 だが、『秘力』によって守られているのか、ハイドの目立った外傷はない。

「駄目か……」

 父親は残念そうに言った。

 『秘力』に、ただの銃火器で対応するのは難しい。

 むしろ、フィーンドの時は、よく効いたと言ったところだ。

「前回と同じ様に私が先行するので、援護をお願いします!」

 騎士テイラーがルークブレードを構えた。

 フィーンドと戦った時と同じように、騎士テイラーが前進し、父親が援護射撃を行うという戦法を取るつもりだろう。

「お、お前らあああああああああ!!!! ち、近寄るなああああああ!!!!!」

 ハイドは怯えているのか、ピッケルをこちら側に向けてきた。

 こういうところも、フィーンドにそっくりだ……

ズドーーーン!!

ズドーーーーーン!!!

 衝撃波が騎士テイラーの周りに降り注ぎ、爆発を引き起こす。

「フィーンド氏よりも強い!!」

 騎士テイラーは何とか防ぎ切ったが、降り注ぐ衝撃波は絶えず騎士テイラーを狙い続けている。

 そういえば、ハイドはフィーンドと違い、ちゃんと目標を定めて『秘力』を放っているようだ。

 おかしくなっても、人によって差があるのか?

「お、お前らあああ!!! お、俺が殺戮者だったことを知って、ここに来たんだろおおおおおお!!!!」

 何だって?

 ハイドが、元殺戮者?

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