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しるし2(詩集)

水は流れている

作者: さゆみ


あなたの中にもわたしの中にも

水は流れている

清らかな水は流れている

穏やかであったり

激しくもあったり

一見干からびてしまったかのように

若しくは自らを超えてしまったかのように

感じることもある


あなたの中にもわたしの中にも

空はある、太陽はある、月はある、星はある

広げて、照らして、包んで、あたためて

知らぬ間に そうしている


あなたの中にはわたしの中には

山がある、谷がある、森がある、田畑がある

花がある、海がある

だって必要だから

水は流れている

絶え間なく流れている


あなたの中の水がわたしの中の水が

せめぎ合って もたれあって

さりげなく とめどなく

勝つでもなく負けるでもなく

水はあなたはあなたである事を

わたしはわたしである事を保っている




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― 新着の感想 ―
[一言] 何か、すごく穏やかな感じを受けて良かったです。 ぐっときました。
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