閑話休題 雌鹿亭
看板娘「店長……オズさんが姫を誘拐するとか話しているんですが」
店長「あそこの席はTRPG専用の席だから、放って置いてあげなさい。いま話を盛り上げている最中なんだから」
看板娘「はーい。分かりました」
オズと店長は数十年来の仕事仲間だった。当然、仕事の内容も分かっているし、きな臭い話をしているのも分かっていた。しかし、姫を誘拐とは、過去の残影が襲ってきたと言う事だろうか。
オズが男と話を終えたので、店長が近づいていった。
店長「昔の女の娘を誘拐?」
オズ「昔の女って、女にした覚えはないけど。ただ……この依頼は断れないな。こんなきな臭いことを聞いて、平然と逃げれねーよなー」
店長「海の向こうの国みたいね」
オズ「ああ……女王陛下の騎士か。怪盗がただの騎士にまけるわけにはいかねーな」
オズがそう言って出ようとしたので、店長は服を掴んだ。
店長「食い逃げか……」
オズ「……開店資金出しただろ」
店長「何年前の話だ。それに恩義に感じなくていいって言ったのはオズだろ」
オズ「義賊に温情を」
店長「この前の盗みでそこそこの稼ぎを得ただろ」
オズ「ポケットに穴が開いていて自分の取り分を落としました。俺のポケットには小さすぎました。スルーザポケットです。家に帰ってビックリしたね。本物の魔法かと思った」
店長「食い逃げは食い逃げだからな」
オズは看板娘と一緒に食器洗いを手伝いました。
次の日。
オズ「酷い目にあったー。あいつに慈悲の心はないな」
店長「聞こえているぞ」
オズはズボンを脱がされて、パンイチになっていた。店長がズボンの穴を
刺繍で縫い、閉じて貰っていた。
オズ「ありがとう。麗しき女店主貰い手のいないまま十数年とうとう口説いてくるのは酒臭いジジイども婚期なんて言葉を辞書からちぎり捨ててしまった最近は更年期障害の予兆すらあり健康食と体操に邁進する日々の美魔女」
店主「てめえ、ズボンを半分にするぞ。こら!」
オズ「悪い悪い」オズはズボンを履いて、「ありがとうな」
店主は働いた分の金を払い、食事代を抜いた。
店主「戻ってこいよー」
オズ「死んだら手紙出すぜー」




