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閑話休題 ☆雑魚兄弟☆

「すみません。魔王様。『鋼』って魔法なんですか?」


 レスターは黒電話を使って、魔王に質問していた。


「知らん」と言って魔王は、隣にいたヴィルヘルム弟王に尋ねた。


「あー、最近発見された新しい魔法属性だ。昔から金属製のを装備すると、魔力が劣るだろ。それを魔法として再認識したんだよね」

 ヴィルヘルムは鼻をホジホジしていた。


 ポケットティッシュのフィルム並みの器しかないヴィルヘルムよ……先にそれを言え。


「だそうだ」


「はー、なるほど」


 というか、

「おめーたち! 錆び男になに負けてんだよ! あと褐色娘に逃げられてんじゃねーよ! 知ってんだぞ! お前ら褐色娘放っておいて、冷凍ピザをちんして食っていただろ! 仕事しろ!」


「いやいや、四方八方から金属が飛んで来たら避けられないでしょうが(つーか、どこから見ていたんだ? 夜勤代も払わずうるせー魔王だな)」


「言い訳はするな! 俺がやれと言ったらやれ!」


シグルズ(本当にブラック企業の上司みたいなこと言うな。この馬鹿魔王。前から頭おかしいと思っていたけど、本当におかしかったんだな。黄色い救急車に乗って病院行け)


「うらー! シグルズ、お前の心の中の声が聞こえているぞ! 魔王様は常軌を逸しているんだ。心の声だって筒抜けさー!」


「はーそうですかー(だったら、もういいや。死ね、魔王)」


シグルズ(大事なところで軍師に逃げられている。無能魔王)


「お前ら……この回で出番を消滅させてやろうか?」


「すみません(魔王様、万歳)」


シグルズ(すみません。魔王様、万歳)


「はーはっは! それでいいのだぁ!」



 魔王はヴィルヘルムをおいて、会議場へ向った。


魔王「第6733回、魔王会議を始めるぞ」


あ「(前回より1000回以上増えている……)魔王様、フェードアウト女の件ですが」


魔王「どうした?」


あ「将軍が善戦しているようですが、応援に出かけたスライム一個師団が全滅しました……」


魔王「一万も虐殺したのか……」


あ「しかもデッキブラシで殴り倒したそうです」


魔王「あのアマ……」


あ「レベルアップの音が聞こえたそうです」


魔王「がってむっ! もういい、誰でもいいから行って絶対に物語にフェードインさせるな! あの女は褐色娘に自分は戦わないと言いながら、物語からフェードアウトをするのは嫌がる女だ! 絶対にフェードアウトさせろ!」


あ「じゃあ……アルファベット軍隊を出動させましょう。七人死んでいますが、全部揃っていないと意味が無いので死んでもらいましょう」


魔王「なんで死んでんの?」


あ「……不慮の事故ですね。人災ですね」


 魔王は自分が殺したことを忘れていた。


魔王「はっはっはっ! それではアルファベット軍隊行くが良い!」


あ(多分死ぬな……)



 外伝 完

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