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実戦経験

百アクセス超えるごとに喜びますよー、

やったぜー百アクセス突破ー


「……………」


歩き始めて数分、誰ともすれ違わず誰にも抜かれず、一心不乱に歩き続けたが遠くに街の影が見えるだけで一向に距離が縮まらない、しかも今、目の前にはスライムが二匹出現しており、剣を抜いて構えている、向こうもこちらの様子を見ているようでしかけてくる様子はない、俺はゆっくりと背中のホルダーに剣を戻し、クラウチングスタートの体制に入る


「……逃げるが勝ち!」


スライムの間を通り、全速力で駆け抜ける、後ろを見るとスライムが物凄い勢いで追いかけてくる


「ああもう!やればいいんだろ!」


俺は振り返り再び剣を構える、数では負けているが頭では負けない、というか負けたくない、あんな気持ち悪い奴に、スライムは俺に向かい直線の突進をしかけてくる、落ち着けばかわせない速度ではない


「よっと、ほっ!」


ドッチボールをよける感覚で行けばなんとかなる、あとは隙を突いて倒せばどうにかできそうだ。スライムは再び俺に向き直り突進の準備をしている、相手は直線しかない、つまりその直線上に剣を置いておけば勝手に自滅してくれるはず


(落ち着け、落ち着け)


スライムが地面から離れた、それと同時に剣を振り上げ、今まで何万回と繰り返してきた素振りと同じように剣を思いっきり振り下ろした、スライムは真っ二つに割れ、光となって消えた


「よし!…ぐほぉ!」


油断してしまい腹に一発もらってしまう、どれだけドジでも一日に二回もこんな得体の知れない物体に吹っ飛ばされたことは生きてきて一度もない、痛みを我慢して立ち上がり、スライムに剣を向ける


「かかってこいよ」


スライムの突進を見切り、もう一匹も真っ二つ、俺は剣をホルダーに収め、再び歩き始めた


(き、気持ちいいぃー)


まるでゲームの世界に入ったような気分だ、

俺は今まで沈んでいた気分が少しだけ浮上してきた


「ふっふっふ、俺無敵かも…」


向こうで剣道をしていてよかった、と言っても素振りだけど、スライムに勝っただけでいい気になれる俺って幸せ者


「さて、早く街に向かうかねー」


俺は歩くスピードを少し上げ、街に向かった


次もゆっくり読んで行ってね

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