選ばれた勇者
うーん、最近ハンバーガーが食べたくなってきた
「と、いうわけなのです」
「なるほど、何と無くわかりました」
神様の話はこうだ、異世界にいる魔王が地球に向けてウイルスを放ち、地球の人類を皆殺しにした後、地球を乗っ取ろうとしているらしい、テレビで見たウイルスは宇宙からでもない、まさかの魔王から来ていたと、いうことらしい
「で、話はわかりましたが、なんで俺なんですか?!」
「抽選です」
神は表情一つ変えずにそういった、
「抽選ってあれですか?ルーレットみたいなもんですか?!」
「その通りです」
この神は一体何を考えているのだろう、よりによって地球の危機を救う勇者をルーレットで決めるとかどんだけアホなんだよ
「なんでルーレットなんですか!もっとマシな方法あったでしょ?」
「いいじゃないですか、異世界に行けるんだから、よ!このラッキーボーイ」
やっぱりダメだこの神、頭のネジが数本飛んでいるとしか言いようが無い
「それに上の人が決めたんですから、私に言わないでください」
「上って何?あんた神様なんでしょ?」
「私は力の弱い神ですから、上には上がいるってやつです」
そう言うと神は俗に言う魔法陣のようなものを俺を中心としてに書き始めた、
「ちょ、待ってくれよ」
「動ごいたらどうなるかぐらい分かりますよね?」
神は魔法陣を書いていない方の手のひらに炎の弾を出現させる、その姿は神というよりはどちらかというともう悪魔にしか見えない
「よし、できたできた」
立ち上がり次は何かをブツブツと唱え始めた
それと同時に魔法陣が光を放ち、俺を包んで行く
「ちょっと待って、待ってください!」
「じゃあ、頑張ってください」
光が一層強くなりたまらず目をつむる、光が収まったころを見計らい再び目を見開く
「…うそ…だろ」
辺りは見渡す限りの草原、そこはもう俺の知る世界ではなかった
なんだかんだで書きたいものを書きますよ
趣味で書いていますから