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神様が降臨しちゃった

今回もゆっくりして行ってください


「ふぁー、朝か」


今の季節は夏、朝でも十分すぎるほど室内は蒸し暑い、しかもエアコンをつけて寝るのを忘れたせいでよけい暑さに拍車がかかる


「あっついなー」


俺は布団から起き上がるとトースターに食パンをセット、その間に寝間着から制服に着替えるためにクローゼットを開いた


「うわー、干すの忘れてた」


昨日用水路に落ちて一度洗濯をしたのだが干すのを忘れてクローゼットにしまいこんでしまっていたそれは結構湿っている


「暑いしすぐ乾くだろ」


俺は湿ったカッターシャツに袖を通しボタンを閉じて行く、鞄に宿題やら何やらを詰め込み寝癖を治す、治し終わったと同時にトースターが食パンを焼き終えたことを告げた


「いただきます」


香ばしい匂いを放つ食パンにかじり付き、朝の空腹を満たす、何も調味料の類はつけていないので素材本来の味を楽しめる


「やばい、何気に時間がない」


時間がなかったので、以前から一度やってみたかった食パンを加えながら登校するというスタイルを試みる、食パンを口に加え鞄と剣道の用具が詰まった鞄を担ぎ、靴紐を結び直す


「ふぉひ、いふは(よし、いくか)


外につながるドアを開け外に踏み出そうとした、しかし外との境にあるわずかな段差に躓き、顔面から転ぶ、もちろん食パンも丸つぶれである


「朝からついてないなー、しかも痛い」

「大丈夫ですか?勇者よ」

「ああ、大丈夫…誰?」


いつもこの時間は人っ子一人いない通路には街ですれ違った男性の98%が二度見をしてしまいそうな美人が立っていた


「私は神です」

「……紙?」


突如として現れた金髪美女は胸の前で両手を組み、いっぺんの曇りもない笑顔でそう答えた


「違います、神様です」


手を腰に当てほおを餅のように膨らませる


「えっと、何を言ってるんですか?」

「あなたは選ばれたのです」


神様と名乗る女性の体が光を放つ、眩しさから目を閉じ、再び目を開くとどこを見渡しても白一色の謎の空間に俺は居た


「今魔王が地球の人類の滅亡を企んでいますそれを阻止してほしいのです」

「………ごめんなさい、何を話しているかわかりません」


こんなところで言うのもあれだが俺が女子にタメ語で最後に喋ったのは数年くらい前である


「あなたの星は今魔王の放つウイルスにより徐々に破滅の危機へと向かっています」

(なんかありきたりだな)


おそらく神様が言っているウイルスとは昨日のニュースでやってたものと同じだろう、しかしいくらなんでも魔王はないだろ


「あなたには今から勇者となり、魔王を討伐するための旅に出てほしいのです」

「まず魔王が信じられません」


この近代化が進んだ社会では悪魔は愚か魔法ですら信じていない俺が魔王のことを信じているはずもない、幽霊は信じてるけど


「何を見せれば信じてくれますか?」

「魔法を見せてくださいよ、魔王がいるんだったら魔法ぐらいあるでしょ?」


バカバカしい、魔法も魔王もこの世に存在するはずがない。百歩譲ってたとえ本当に魔王が居たとしてもなんで俺みたいな奴が勇者?


「わかりました、ほい」


神様の手のひらの上に火の玉が現れる、しかも何の前触れも無く突然、俺は目を疑ったがこの時点ではまだ信用にかけた、すると神様は手に乗せた炎の玉を俺のいる方とは逆に思いっきり投げた、すると数十メートルくらい先で落下、と同時に火の玉は大爆発、熱風と爆発音がしばらくの間俺を襲う


「う、うそだろ」

「話し…聞いてくれます?」


神様の手には炎の弾が現れていた







趣味で書いているようなもんですから、こんなもんでちょうどいいんですよ

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