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ダメダメな高校生

二回目の投稿です、毎度のことですが100アクセス超えるごとに喜びます

「それでは以上、解散!」

「ありがとうございましたー」


やあ皆、俺は普通の高校三年生の熊ヶ谷亮太

現在は部活である剣道の試合を終えて帰路についている。

今日の試合はなんと全国大会を決めるもので絶対に負けられない試合、しかし相手はインターハイ常連の超強豪校、誰もが負けを予想していたがまさかの大勝利!そして俺は…


「素振りしかしてない…はぁー」


そう、俺は万年補欠、練習試合の時でさえ端っこで壁と向かい合い素振りをしていた、むしろ練習の時に素振り以外のことをする方が珍しい、しかも中学の一年二年の時なんか先輩にいじられまくり、通常の二倍の重さの竹刀を振るい続けた


「試合に出て活躍したいなー」


しかも学校ではよく金をたかられ、ドジで臆病、学力もさほど高くないという絵に描いたようなヘタレである、ため息混じりに少し視線を落とすと目前に迫る看板に気がつかず、衝突してしまう


「痛い!」


さらにそこからバランスを失い転倒、横に流れる用水路に背中からダイブ


「さらに痛い!」


このドジっぷりからついた中学のあだ名は

ダメダメ男、ありきたりたあだ名ではあるがすごく嫌なあだ名である、しかも友達から冗談で言われるんなら未だしも裏でもこんな風に言われているのが余計に傷つく、名前では知らないけどそのあだ名なら知っているという人も少なくはなかった


「早く帰って着替えよ」


俺は用水路から上がり、再び自転車をこいだ


数分後


「ただいまーって言ったって誰も居ないか」


俺は現在アパートで一人暮らしで、毎月の親からの仕送りとバイトで集めたお金を使い生活している、因みに1LDK、俺は台所に行き夕飯のカップラーメンのためのお湯を沸かすために水を入れたやかんを火にかけ、その間に戸棚にしまっておいたカップラーメンを台所にセットして、剣道の用具をしまう


「さてと、ニュースでも見ますか


時計の針は六時を指しており、俺はTVの電源を入れ、地方のニュースのチャンネルに合わせると、そこではちょうど剣道部がインターハイに出場決定!という感じの内容が流れており、見ると虚しくなってくるので全国のニュースのチャンネルに変える、すると今全世界を騒がせているとある流行病のことについて専門の教授のような人が説明を行っている


「まだ正体掴めてないんだ…普通に怖い」


一年ほど前から流行り始めたその病は、どこからやってきたのかも感染源、感染経路なども一切がわかっておらず、挙げ句の果てには宇宙からやって来たウイルスなのでは?とまで言われるようになっている始末だ、しかも致死率がかなりたかく、治す方法もまだ確立していない、食い入るように見ているとお湯が沸いたらしく、やかんが音を出している、俺は立ち上がり、火を止めやかんに入った熱湯をカップラーメンの中に注ぎ込む、上に皿をかぶせ、再び三分待つ


「ま、平和が一番だ」


俺は不意にそう呟いた、この平和が明日の朝には崩れていることを俺はまだ知らない


さあてと、冬休みの宿題が本格的にやばくなってまいりました

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