もしもあの子が笑ったなら 7話
双葉 みんと (ふたば みんと) 不愛想で、殺し屋 18歳 みりんとは双子の姉
双葉 みりん (ふたば みりん) 学校に通っている女の子。何も考えていない
菜々星 陽 (ななせ はる) みんとの彼氏だった。
腹囲 海斗 (ふくい かいと) 別名 インフェルノ (殺し屋)のリーダー
雲通 燿 (うずい ひかる)...?
1、街の風景
「いっててててててててて!!痛いって!!」みんとの体には激痛が走る。
みりんは、救急箱を片手に、家の中を走り回るみんとを捕獲した。
みんとの体はズタボロだ。足やら、腕やら、血が止まらないほどだった。
みりんはため息をついた。「じっとしててね。」
みんとは嫌そうにに言った。「いいよ、これくらい平気だし」
みんとは今、すぐにでも抜け出したいらしい
みりんはそれでも逃がさなかった。そして「よくこれで、敵のところに行ったね...」と言った。
みんとは黙った。なぜなら、あの後ろくに手当てもしないままでみりんを抱えて、いろいろなところを歩きまわったからだ。それゆえに、4時間ズタボロのままで外を歩いていたのだった。
みりんはピンセットを取り出した。
みんとは青ざめた。「もしや...それで肌を刺すんじゃないよね!?」
みんとはピンセットを‘注射器’とまちがえているらしい
みりんは余計ため息をついた。(なんでピンセットと注射器を間違えるの...どこが似てるのか全く分からない)と思ったが、疲れているんだろうと思った。
みりんは少し申し訳なさそうに「ちょっと痛いかもだけど、我慢してね」と圧をかけながら言った
そして弾丸を取り出した。1発、2発...と。
そのたびにみんとは「いっ!!」とうめいていたが、仕方がない
みりんはあきれたように言った。「あなたねぇ、なんで弾を体に入れたまま外をふらふら歩きまわってんのよ!」いい終わると同時に軽いビンタをした。
短い沈黙の後_二人が顔を見合わせた。そして、同時に笑った。
包帯を巻き終わると、みりんは押さえていた手をどかした。
みんとはやっと終わったか、とでもいうような顔をしていた。
みりんは少し怒った顔をした。
そして、「まぁいいや」と言ってみんとの目の前に来た。
そしてわくわくしながら言った。「ねぇ、一緒に町へ行こう!」
こんにちは!LUNAです!
街に出た二人...面白コンビですね!
次回予告
街に出たみんとだったが、予想外のトラブルでめちゃめちゃ!?