もしもあの子が笑ったなら 6話
双葉 みんと (ふたば みんと) 不愛想で、殺し屋 18歳
双葉 みりん (ふたば みりん) 学校に通っている女の子。何も考えていない
菜々星 陽 (ななせ はる) みんとの彼氏だった。
腹囲 海斗 (ふくい かいと) 別名 インフェルノ (殺し屋)のリーダー
雲通 燿 (うずい ひかる)...?
2、二人の関係
みんとは、意を決したように「みりんを連れて帰る!」と言った。
海斗は少し驚いた表情をしたが、深呼吸をする素振りを見せるとみんとに向かって言った。「もうお前の前には二度と現れないだろう。」
みんとは、少し考えたが即答で「みんとを連れて帰る!」と言った。
海斗は、部下に指示し、みりんを下した。
みりんは泣き叫び、私のところへ来た。そして言った。「おねぇちゃん、あのお兄さんどうなるの?」みんとは辛そうに言った。「どうなるのかは、わかんない」
たぶんみりんは何となく分かっているのだろう。あの人がみんとの探していた陽だと。そしてみんとは、その人でなく、自分を選んだこと。自分がみんとの夢を消してしまったこと、友達だと思っていた人が、自分のおねぇちゃんだってこと。
みりんはとても申し訳なさそうだった。
みんとはそれを見て、優しくみりんの頭を撫でた。「大丈夫。後悔してないよ、おうちに帰ろう。」みりんは、泣いて、泣いて、泣き続けた。
私はずっとそばにいて、みりんを撫でていたのだった。
みりんはしばらく泣くと、疲れていたのか寝てしまった。
みりんは初めて笑った。(みりんの寝顔はかわいいな...)
みんとはみりんを抱くと、月夜が輝く外へと出て行ったのだった。
こんにちはLUNAです。
今回は、みりんの気持ちについて書いたお話でした。
次のお話は...秘密です!
次もよろしくお願いします