もしもあの子が笑ったなら 5話
双葉 みんと (ふたば みんと) 不愛想で、殺し屋 18歳
双葉 みりん (ふたば みりん) 学校に通っている女の子。何も考えていない
菜々星 陽 (ななせ はる) みんとの彼氏だった。
腹囲 海斗 (ふくい かいと) 別名 インフェルノ (殺し屋)のリーダー
雲通 燿 (うずい ひかる)...?
1,最高の花束
みんとは、ふらふらしながらみりんのところへ向かっていた。
陽の言葉を思い出しながら...「あきらめないで。どんな時でも...か。」みんとは少しほっこりした。
みんとの横では、太陽が沈みかけている。
みんとは、太陽の方に赤い手をかざした。
とても、綺麗だった。そして、儚かった。
みりんのところについた時には日はもうとっくに沈んでいた。
みんとが扉に手をかけたとき、きしむ音がした。
みんとは声を張り上げた。声を張り上げても傷が痛まなかったのは少し回復してるからみたいだ。
そして、みんとは言った。「おい、私はきたぞ。みりんを返せ!!」
インフェルノたちが暗闇から顔を出した。
「おっ!傷だらけのままできたのか。おおまぬけだな」
みんとは、顔をゆがませた。
海斗‘インフェルノのリーダー’は言った「まぁ、そう怒るなよ。あの続きをしに来たんだろ?」
みんとはすかさず言った。「違う!みりんを連れて帰るために来た。」
海斗は笑った「殺し屋トップと言われたお前もこいつにはべた惚れか。なぁ、陽くんはいいのかなぁ。」
みんとは言った。「陽はお前たちに殺された。もう元には戻らない」
海斗は予期せぬことを言った。「おいおい、死んでねぇぞ。勝手に俺らを殺人鬼にするなよ。」
みんとは戸惑った。「は?あの時、死んだはずだ。私は騙されないぞ!」
海斗は部下に指示した。すると、みりんが出てきた。気を失っているみたいで、目を閉じている
みんとは叫んだ。「みりん!!」幸い、みりんは目を覚ました。
そしてみんとは息をのんだ。
みりんと同時に連れてこられたのは、陽だからだ。車に引かれたときと変わらないかっこで抱えられていた。
みんとは全身の毛を逆立てるように言った。「お前たち、何をする気だ!」
海斗は薄暗い笑みを浮かべた。「何をって...お前に選んでもらうんだよ」
みんとは警戒していった。「選ぶって何を」
海斗はすかさず言った。「どちらか選ぶんだよ」
みんとは過去一番戸惑った。
陽を置いていけない。だけど、みりんもおいていけない
海斗は言った。「このみりんちゃんはお前の双子の妹だ。」
みんとはなぜ懐かしかったのか分かった気がした。
海斗は言った「考える時間はあと10秒だ」
海斗が大声で話している中で、私は決意を決めた。
そして、「みりんを連れて帰る。」と言った。
続けてかいているLUNAです
前回と引き続き衝撃が多かった作品ですが、次の話は感動のお話です
ぜひ次も見てください