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5 王都の辺境伯の館に着きました

<ガラガラガラ>


馬車が走る音だけが聞こえてきます





馬車の中にいる辺境伯ちちわたしと副隊長さまは一言も話しませんでした


副隊長さまが腕を組んで難しいお顔をしているからです




ここは命の恩人の副隊長さまに従うところでしょう


父も私もそう判断しました


まあ危機一髪の所を助かったので気が抜けてしまっていたんですけどね(苦笑)





ようやく辺境伯の館に無事に帰って来たところでようやく一息つけました


住み慣れた家というのはいいものですね!




私は自分の部屋へ


そして父と副隊長さまは父の書斎へ


二手に分かれました





・・・状況の説明が何もされていないことに気が付いたのは部屋に入ってからでした(苦笑)

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