21 治癒魔法の依頼の一コマ
「帝国の王妃は治療したではないか!」
辺境伯令嬢の前では某貴族の使いの人が激高しています
・・・私はいつまでこんな奴らの相手をしなければならないのでしょう(涙)
ごきげんよう
治癒魔法の使い手の辺境伯令嬢です
今日も我が家に治癒魔法の依頼が来ています
おかげ?で私の自由になる時間がドンドン削られる始末です(涙)
いえね王妃様がバカ息子、ごほんごほん、第三王子との婚約をごり押ししてきたんですよ
もちろん断りましたよ
だって婚約者がいるのです
そうしたら逆恨みの酷い事、酷い事
王都の屋敷を兵士で取り囲んで強制連行しようとするは
馬車に乗ったら襲撃されるわ
領地に戻ったら国軍が攻めてくるわ
毒殺をしようとするわ
勝手に婚姻届けを出すわ
もうやりたい放題でした
ですから辺境伯は王家と絶縁しました
辺境伯領だけで生活できますからね
いっそ独立でもしようか?とまで話が進んでいましたわ
その場合、お隣の帝国に組み込まれるとこになるかと思います
だって辺境伯ですからね
そんなことになっていたある日、帝国から王妃の治療の依頼が来ましたの
もちろん断りましたわ
だって王国の国王と帝国の皇帝は誰もが知っているマブダチなんですのよ?
治療が終わった途端、グルグル巻きにされて国王というか王妃様に献上されてバカな第三王子と結婚なんて未来が透けて見えました
まあ帝国がするかどうかは不明ですが可能性があるというならばやらないという選択肢が最善ですよね
そうしたら帝国の第三王子が出て来てなんと王妃様と実家の侯爵家を殴り飛ばした(意訳)のです
そして王国には平和が訪れました(笑)
そこまでやってくれたのなら、と感謝の気持ちもあって帝国に行って王妃様の治療をしました
そうしたら次から次へと治癒魔法の依頼が来ましたの
どうやら治癒魔法が解禁されたと思ったみたいですわ
貴方達今まで何もしていないじゃないですか(怒)
辺境伯に味方することもなければ
内密に手紙を送って応援することなく
ただ王家に黙って付いていてなんとなく辺境伯の敵になっていませんでした?
消極的な賛成は敵に回ったと思われても仕方がありませんことよ?
それなのに厚顔無恥にも依頼をしてくる始末
そしてその使者ときたら自分たちのしたことを棚に上げて治癒魔法を使えと言ってくる始末です
ですから使者が何を言っても
「おことわりします」
をエンドレスで言ってやりましたの
かれこれ30分くらい繰り返した頃でしょうかね
とうとう堪忍袋の緒が切れて激高していましたわ
よく漫画なんかで頭から湯気を出しているというか、火山が噴火している描写がありますよね
まるで目に見えるようでしたわ(笑)
本当に
ざまあみろ!
でしたわ(大笑)
まあ真のざまあが始まるのは、治癒魔法を使わないために病気が悪化するか、最悪死んでしまうことなんですよね
その時が楽しみで仕方がありませんわ
どんな顔をするのかしら?
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これで終わりです
お読みいただきありがとうございました




