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こちら、三木高なんでも屋です。 1-7

どうも!うどんです!

さて、今回で作戦が明らかになります!

今まで焦らしてごめんなさい。

それでは、お楽しみくださいませ

「じゃ、始めるか。」

学校で作戦を決めてから約二週間後の休日。頼んでいた情報は集め終わったのだろうか。

とりあえず、まずは二人が行っているホテルやその周辺の情報。

これに関しては、ホテルの特定を御莱、そしてその周辺情報を美由が、今回は調べてきてくれた。


「二人とも、どうだった?」

オレが話を振ると、先に返してきたのは御萊。

「はいっ!二人が行っているのは、郊外の西羽ホテルでしたっ!」

なんというか、ノリノリだ。

そういえば探偵ごっことかに憧れがあると、先ほど言っていたな…

だが、元気な声と明るい表情の裏、僅かに目に悲しさが含んでいるように見える。

元々、ホテルの特定に関しては御萊が「これくらい、協力させて!」と懇願していた。

特定には尾行したのだから、覚悟していたとはいえ、親友が望まない形で見知らぬ男とホテルへ入って行くのはとても辛かったろう。


それに被せる形で美由が言った。

「三木谷高校がある颯市郊外にある12階だてのビジネスホテルですね。かなり開けた場所にあり、見晴らしがよく、尾行はこれ以上無理かと。まして西陽先輩が行ったら一瞬でバレていたところでした。」

それを聞いたオレとコタは顔を曇らせる。


「なぁコタ、郊外ってことは…」

「うん…あの辺りは…かなり治安が悪い…ね…」

コタが詰まるようにいうと同時に御萊の顔が明らかに曇る。

「え…そうなの…?」


三木谷高校がある颯市はそれなりに広く、それなりに都会だ。

駅前では出店が所狭しと並んでおり、飲食店、カラオケなどの娯楽がかなり充実している。

故に、治安が良いとは言えない。

特に、ここ最近はかなり悪化しているらしく、強盗、暴行未遂が頻繁に起きている。

そして、今回の目的地である郊外はそれらの温床…つまり、半グレや不良の溜まり場が多いのである。

「こりゃあ、少し急がないとやばそうだな…」


二つ目。それは二人のホテルに行く頻度。

「そして…調べた結果、彼らは週に3回。いずれも部屋は303号室。日水金にホテルに向かうことがわかりました。」

流石美由。オレの言わんとしてることがわかるのがすごい。

「つまり…今日来るってことだよね?」

「あぁ、ただ…」

オレは先程から俯いて悲しそうにしている御莱をチラッと見流して言う。


「何時に来るのかはその日にバラつきがあったため、特定はできなかった…そうだろ?御萊。」

「え…?あぁ、うん。そう、だね…」

声や表情に、先程までの覇気がない。

「つまりオレらがこうしている間にも、向こうでお楽しみしている可能性が高いってことだ。」

「確かにそうですけどもうちょっとオブラートに包んで言いましょうよ…」

軽いツッコミを入れながらも、皆が御莱を心配しているようだ。


その時、コタが両手で御萊の肩を掴む。

「っ…?」

御莱が顔を上げると、コタは目に純粋な涙を含み、大きく頷きながら____

「わかるよ、その気持ち。」

「え?」

「僕も昔、とある理由でリューちゃんがとっても危険な目に遭ったんだけど…あの時は心配で心配でたまらなかった…」

コタが懐かしむような口調で熱弁する。

「おい、よりにもよってオレの話かよ…?」

と、オレは少しだけ恥ずかしくなった。

「…え?東雲君が?」

「そうそう。今にも爆発してしまいそうな…そんな感じだった…

「そう!そんなかんじがした!」

「でも…僕は信じていたんだよ。リューちゃんは、絶対に、大丈夫だって。」

「そっ、か…」


「どうやら分かり合えたみたいですね。安心しました…」

「いやオレはマジでヒヤッとした。」

どうやら分かり合えたようでよかった。

そして___コタが表情を引き締める。

「だから、さ、この作戦、絶対成功させよう?

冬巻を信じよう?やる前から弱音を吐いていちゃ、きっと失敗する。」

すると御萊の表情が段々元のように明るく可愛くなっていく。

「そう…だね…うん!わかった!その…ありがとう!」

「どういたしまして。」

なるほど、これが狙いだったか______


ほんとうに、改めてコタはすげぇと思う。相手の心に的確に響くフレーズや言い方。

昔、オレが無茶しようとした時も、コタがほとんどオレを諌めてくれた。

コタは昔から、とても話し方が上手いのだ。


コホン、と一つ咳払いをし、美由の方向を向いて

「美由、例のブツは?」

「はい、ちゃんと用意しました。」

美由の、珍しく可愛げのあるカバンからゴソゴソとして取り出したのは、2つの肌色をベースとした若干色の違うイヤホンと普通のイヤホン2つ。超小型の取り付け可能な高性能カメラ。そして小型のノートパソコンだ。

イヤホン、カメラは安心と信頼のmade in minami。


「もう接続云々の手続きはしています。このカメラを起動すれば、カメラに写っている風景がリアルタイムでこちらに映し出されます。」

コタは満面の笑みで

「流石南さん…すごい…!」

続けてイヤホンの説明へ。

「そしてこのイヤホンは私と東雲センパイの肌の色に合うように塗ったものです。センパイ、つけてみてください。」

「あいよ。」

オレはイヤホンを試しにつけてみると、観客二人から感嘆の声が漏れる。

「すごい…ほんとうに、付けているのかわからないレベル…」

「ほんと…南ちゃん、いや、南姉貴、一生ついていきます…!」

「き、北岡先輩…あ、姉貴はやめてください…」


顔を赤らめて恥ずかしそうに言うその姿がマジでいつもの美由からは想像ができないほど可愛い。

こんなの耐えられる男子いるのだろうか…?

「?どうしたんですか?」

「いや、なんでもない、気にするな。」

あぶねぇバレるところだった。


「今回の作戦は…ホテルの廊下でオレと美由が、対象2人とすれ違うようにして通る。バッグの隙間から周りが見渡せるようにカメラを中に忍ばせておくから、顔が見えるタイミングで、スクショしてくれ。」

美由が続けて

「今回のホテル、レビューから判断して壁がかなり薄いそうで、隣の部屋であれば音が聞こえるそうです。

なので、ただ、レコーディングできるほどではないそうなので、私たちが責任を持って確かめてきます。」


「それじゃ、私と西陽君はここで待機ってことかな?」

「はい、そうなります。二人は普通のイヤホンを使ってください。常時通話しているので、気になることがあれば遠慮なく言ってください。」

「りょーかい。気をつけてね、2人とも。」

「あぁ、大丈夫さ。」


話がまとまり、皆が覚悟を決めたところで____

「よし…そろそろいこう。皆、絶対成功だ。」

各自がそれぞれ頷いた。


そして____午後2時30分すぎ、それぞれが行動を開始する。






いかがだったでしょうか?

次回からいよいよ、侵入を開始します!

果たして、彼らの運命やいかに…!?

そして、お待たせしました。

次回、ようやくバトルシーンを描こうと思っております。

長かった。このシーンを書きたくて仕方なかった!

てなわけでご期待ください!


できれば感想、レビュー、ブックマーク等、よろしくお願いします!

してくれたら部屋の中で狂喜乱舞します()

指摘、アドバイス等、少々キツくなってもかまいません!是非よろしくお願いします!


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