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中間 二話
「まず、トレーネ。
貴方には私達が統治する銀河を見て欲しいわ。
これはアロヴィーナ銀河。
その二つ隣の銀河が貴方の居た天の川銀河よ。
基本性質は天の川と同じだけど、アロヴィーナ銀河は銀河の中で一番の力を持つわ。」
なんの話をしているのか優奈は理解できなかった。
ルーナは話を続ける。
「それでね、トレーネ。このアロヴィーナ銀河内のフィメノンという場所に行って欲しいの。」
「フィメノン…?」
「えぇ。私は…いいえ、正確には私と貴方だけど。
私達は魔法が使えるのよ。
そして、この並行世界内で、神以外に魔法が使える人種が居るのがこのフィメノン。使えるようにさせたのは貴方…いえ、優奈になる前のトレーネね。