第85話 Start up the Duel on-line
天羽天斬 刹那は語り出した。いきなり勝負を知らされた松山と麗華にはきちんと事のあらましを伝えなければならないだろうという義務感が彼女の中に芽生えたからだ。
「あれは一週間前のことだ。ルシファーもとい清波 英知と些細なことで言い争いになったのだ。」
「え、学校違うのに・・・?」
話の腰を折られ、刹那はまたもや不機嫌さを顔に出す。
「・・・奴とはオンラインゲームで知り合った。何度か会ったことがある。」
あーそういうアレね。オフ会的なやつね。最近の若者間の文化はいまいちついていけん。
「で、そのオンラインゲームのグループチャットで衝突があってな。・・・面倒くさいから直接見てくれ。」
そう言って刹那は、松山と麗華にスマホの画面を向ける。そこには英知と刹那の会話が記録されていた。
*ルシ@堕天*:なんであそこで2落ちするかなぁ?昇格戦だぞ、遊びでやってんじゃねぇんだよ。
刹那☆椿推し:は?私が積極的に強機体潰しに行ってるんだからお前が援護すべきだったのだろうに。2落ちたのはお前の所為だ。
*ルシ@堕天*:うわ、落ちたのを他人のせいにするんだwww恥ずかしいwwwwだからお前の同好会は正式にならないんだよwwwww
刹那☆椿推し:は?そんなんお前のとこだってそうだろう。セレカでしたっけ?現実見ろ(哀れみ)
*ルシ@堕天*:そうじゃないんだなぁ、それが。この前ほぼ正式な同好会になりかけたし(ドヤ)
刹那☆椿推し:嘘乙。お前らみたいな奴らが公式にされるわけがなかろう。
*ルシ@堕天*:はいはいwwwまぁお前には分からんだろうな。お前の同好会、メンバーお前1人だしなwwww
刹那☆椿推し:しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね
*ルシ@堕天*:あら^~~~~~嫉妬民涙目wwwwテラカワイソスwwwwww
刹那☆椿推し:ええわ、お前勝負じゃ。ぶち殺したるわ。今度直接4番勝負せぇ。あぁ?
*ルシ@堕天*:4番勝負ゥン?あーあのこの前のクールでやってた深夜アニメね。『ジハード・オブ・ジ・エンド』でやってたアレね。互いの魂を賭けた4番勝負っていうアレね。ええで、やったるわwwwwでもさぁ、お前アレ最低3人要るんやで?wお前1人しかおらんのやけど?www
刹那☆椿推し:別に私1人でも3人分できるけど、どうしても3人要るって言うならお前の学校の知り合いでもなんでも呼ばんかい。この1人だと何も出来ない腰抜けが。
*ルシ@堕天*:ぼっち乙wwwええわ、こちとら強者やからお前のために2人集めといたるわwwwじゃあ俺らが勝ったらSeReKaは正式同好会と認める、お前が勝ったらSeReKaは正式同好会を諦める。それでええんか?
刹那☆椿推し:望むところじゃ。骨の髄洗って待っとけやお前。
「・・・というわけだ。」
なにがというわけなのか、2人がそれ理解するには少々の時間を必要とした。




