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東方天照記  作者:
78/91

守矢家の食卓

諏訪子「よ~しよしよし!」わしゃわしゃ


「やーめーろー!髪をぐしゃぐしゃにするな~!」


諏訪子「ほらほら~抵抗できないだろ~?」ぐしゃぐしゃ


「うがーっ!」バッ!


諏訪子「ちょ!うわっ!」


「のわぁ!」


ドサッ


「………。」


諏訪子「………。」


「ごっ、ごめんっ!」


諏訪子「いや……別に…うん。」


「…………(なんだ、コレ)。」


諏訪子「………(ものすごく気まずい!)」


早苗「お二人とも、お食事の準備が出来ましたよ~。」


「わっ、分かった!行こう、諏訪子。」


諏訪子「うん……。」


…………


神奈子「いやぁ、早苗の作る料理は本当に美味いな~。」


早苗「そんなことありませんよ~。あっ、天照様どうです?お口にお合いになりますか?」


「うん、とても美味しいよ。良いねぇ二人とも、毎日こんなに美味しい料理が食べられてさ。私が男だったら、お嫁さんに欲しいくらいだよ。」


早苗「そっ、そんなお嫁さんだなんて!」


神奈子「こら。ウチの可愛い早苗をからかうんじゃあない。」


「え~。割と本気なんだけど、私。なんなら結婚しちゃおっか~♪」


早苗「えっと、あの、その。」


「あはは、本当に早苗さんは可愛いね。冗談はこの位にしとかなきゃ、子煩悩な神様に御柱ぶつれられちゃう。」


神奈子「全く……。」


諏訪子「……。」


早苗「どうしました諏訪子様?先程から、お箸は進んでおりませんが。」


諏訪子「えっ?いや、別に何でもないよ。」


早苗「そうですか?」


神奈子「…………。」


……………



「ふぅ~お腹いっぱい~。」


早苗「それでは、食器を片付けて来ますね。」


「あっ、私も手伝うよ。」


早苗「天照様はお客様なんですから、ゆっくりしてて下さい。」


「良いの良いの。一宿一飯の恩義ってやつだよ。」


早苗「そうですか?それでは、お願いします。」


…………


「よしっ片付け終了!」


早苗「お疲れ様です。お風呂の方が沸きましたよ。どうぞ、お入り下さい。」


「良いの?一番初めに入って?」


早苗「はい。」


「それじゃあお言葉に甘えて。一番風呂いってきま~す。」


…………


早苗「神奈子様~。」


神奈子「どうした、早苗。」


早苗「天照様のお背中流して来ますね。」


神奈子「あぁ、行っといで。」


タタタッ


…………


神奈子「隣、良いかい?」


諏訪子「うん。」


神奈子「どうしたんだい、さっきから様子が変だけど。」


諏訪子「実は……。」


…………


神奈子「なんだ、そんな事かい。そんなの向こうにいた時に、しょっちゅうやってたじゃないか。」


諏訪子「いや、まぁそうなんだけどさ。久しぶりに会ったらなんだか意識しちゃって。」


神奈子「……。」


諏訪子「あの娘は、すぐに頭切り替えて忘れちゃうけどさ。こっちとしては、ちょっと、そのなんて言うか。」


神奈子「かぁ~!まったくアンタは考え方が若いねぇ。そんなの別に気にしなきゃ良いのさ。」


諏訪子「……。」


神奈子「けど、それを忘れようとしても忘れられないなら。…………そん時は、また相談相手になってやるさ。」


諏訪子「……神奈子。」


神奈子「ん?」


諏訪子「……ありがと。」


神奈子「うん。」


………一方、天照は


早苗「ほんの少し!少しだけですから!」


「やっ、待っ!そんな!強く触っちゃ!そこデリケートだからぁ!」


早苗「天照様の尻尾、凄くふわふわしてて。気持ち良いです。」


「誰か助けて~!」
















                    つづく



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