吊られた神&風見邸に泊まろう!
「幽香さーん。」
幽香「ふぅ、お茶が美味しいわ。」
「幽香さーん!」
幽香「まったく……うるさいわね。」
「早く降ろしてよ~。」
幽香「それなら、貴女がそうなった経緯をしっかりと話すことね。」
「だーかーらー!永琳に薬を飲まされたってさっきから言ってるでしょ!」
幽香「そんなバカみたいな理由があるわけ無いでしょ。話さないなら、そこで吊られてなさい。」
「助けて~!」
幽香「そろそろ時間ね。」
………
「………(どうして玄関の扉とリビングの窓を開けてるんだろ。)」
バサバサバサ!
幽香「来た。」
文「夕刊でーーす!」
ビュン!
「わっ!」
幽香「はい、ご苦労様。」
文「それでは、失礼します!」
ビューン!
「…………。」ぽかーん
幽香「どうしたのよ。」
「いや、今のは一体。」
幽香「新聞屋じゃないの。会ったことあるでしょ?」
「いきなり飛び込んで来たから。」
幽香「いつも、ああやって届けに来るのよ。最初の方は窓ガラスとか割られて大変だったんだから。」
「あはは……。それで、何て書いてあるの?」
幽香「えっと…。本日未明、博麗の巫女「博麗霊夢」と妖怪の賢者「八雲紫」が博麗大結界の調整を行った。」
「うんうん。」
幽香「私、射命丸文と取材班(犬走椛・河城にとり)は結界の調整に同行した。」
「ほほう。」
幽香「調整終了後にお二人を取材したところ、博麗氏は特に何も無いとのこと。八雲氏は最近、ある人物と喧嘩をして家を出て行かれたと話しており、その事を気にしているようだ。」
「……。」
幽香「大きな記事はこれくらいね。ん?これは……射命丸のプチ情報?なになに、竹林の八意永琳氏、新たな薬を開発。効能、服用した人物の身体を縮める他、個人差あり。」
「……どう、本当だったでしょ?」
幽香「そうね。」
「理由は分かったんだから、早く降ろして。」
幽香「分かったわ。」
…………
「ふぅ、やっと自由になれた。」
幽香「ところで、天照。」
「ん?」
幽香「紫と喧嘩したのって貴女でしょ。」
「うぇ!?そっ、そそそそんな事ないよ!?」
幽香「目が泳いでるわよ。」
「うぐっ。」
幽香「はぁ………。家出ってことは、泊まる場所とかはどうしてるの?」
「この2日間は魔理沙の家に泊まった。」
幽香「今日はどうするの?」
「まだ決めてない。」
幽香「なら、今日は私の家に泊まりなさい。今回だけよ?」
「良いの?」
幽香「えぇ。それにもうすぐ陽が落ちるわ。今から出かけるのは危険だから。」
「あっ、ありがとう幽香さん。」
幽香「本当に今回だけよ!」
「はーい!」
つづく




