夢の中で
「……。」
ここは、どこだろう……何も無い…真っ暗な闇…。
なんだか懐かしい感じがする……そうだ…何も無い真っ暗闇…私は知っている。これは……
?「昔、岩の中に籠もっていた感じと似ていますよね。」
!?
「誰!」
?「酷いですね、弟を忘れるなんて。」
「その声……まさか月読!」
月読「お久しぶりです、姉上。」
「どうして、月読が。向こうの世界にいるはずなのに。」
月読「姉上、私達は神ですよ。神に出来ないことは無いのです……と言ってもこうやって意識の中に出るだけしか出来ないですけど。いやぁ、あの八雲と言う妖怪は中々に手強いかも知れませんね、一人でこの様な世界を作るのですから。」
「紫に何をする気!紫には手を出さないで!」
月読「おや、私はまだ何も言ってはいませんが。」
「月読……戦いに関してはスサノヲより劣るけど、そう言った考えごとはアナタが一番得意だったっけ。」
月読「いえいえ、姉上や兄上には負けますよ。」
「私、スサノヲは乱暴で苦手だったけど月読、アナタも苦手なんだよね。その張り付いたような仮面みたいな笑顔が。」
月読「酷いですね、これは生まれつきですよ……。」
「それで、どうして現れたの?お父様に連れ戻すように言われたの?」
月読「いえ、姉上がどのような生活をしてるのか気になったので。それだけですよ…。」
「………。」
月読「それでは、私はこれで。いやぁ、姉上の元気そうな姿が見られて良かったです。それでは………。」
「待って!月読!」
…………
「……っ…んっ…。」
フラン「天照、うなされてる。」
美鈴「何か、悪い夢を見ているのでしょうか。」
パチュリー「天照……。」
…………
レミリア「咲夜。」
咲夜「………。」
レミリア「咲夜!」
咲夜「はっ、はい!お嬢様!」
レミリア「何をぼーっとしているの。」
咲夜「申し訳ありません。」
レミリア「…………はぁ。行くわよ、咲夜。」
咲夜「どちらへ?」
レミリア「あの娘の所よ。」
咲夜「はい!」
…………
ガチャ
レミリア「お邪魔するわよ。」
咲夜「……。」
フラン「お姉様。」
美鈴「咲夜さん。」
「あっ、おはよう二人とも。」
レミリア「あら、起きていたの?」
「フランに体揺らされて、それで起きた。」
フラン「えへへ。」
レミリア「……はぁ。それで、体の調子はどうなの。」
「痛みはあるけど大丈夫、腕も足もきちんと動くよ。あっ、そういえば私の着てた着物は?」
咲夜「血でベッタリだったので、只今洗濯中です。」
「そう。」
レミリア「咲夜、天照に着替えを。」
「大丈夫、その必要は無いよ。」パチン
…………
「じゃーん!天照、執事服バージョン!」
フラン「おぉー!」
美鈴「お似合いです!」
パチュリー「馬子にも衣装ね。」
レミリア「……。」
「どうかな、レミリア。」
レミリア「…………。」
「レミリア?」
レミリア「まっ、まあまあね。」
「よしっ、それじゃあ私の目も覚めたしティータイムにしようか。咲夜、準備をお願い。」
咲夜「はい、天照様。」
レミリア「なんでアンタが仕切ってるのよ!」
つづく




