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東方天照記  作者:
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天照の過去と能力

霊夢「それじゃあ、天照が元の姿に戻ったことだし決めましょうか。」


「何を?」


紫「貴女の住む場所よ、天照。」


「でも、私この神社以外の場所知らないんだけど…。」


霊夢「そういえば、そうよね。」


紫「それじゃあ地理を把握するまでは、博麗神社に住んだらどうかしら?」


「えっ?」


紫「どうかしら、霊夢?」


霊夢「私は構わないわ、天照が嫌だっていうなら他を考えるけど。」


紫「じゃあ決まりね♪」


「えっ…でも…。」


霊夢「何よ、嫌なの?」


「迷惑じゃない?」


霊夢「一人が、二人になるだけよ。別に、変わらないわ。それに…。」


「霊夢?」


霊夢「私たち、友達でしょ?」


「うっ……っ!」ぐすっ


紫「天照っ!?」


霊夢「ちょ、ちょっと!どうして泣くのよ!?」


「あっ、ありがと霊夢。」ぐすっ


紫「ふふっ。ほら、涙を拭きなさい。可愛い顔が台無しよ?」


スキマからハンカチを出す紫。


「うん。ありがと、ゆかりん。」


霊夢「さてと、それじゃあ宴会の準備をしなきゃね。」


「宴会?」


紫「貴女の紹介を兼ねての宴会よ。」


「宴会かぁ、懐かしいなぁ。」


霊夢「向こうにいた時にも宴会をやったの?」


「うん。宴会って言っても、私を出す為のものだったんだけどね。」


紫「出すと言うのは、どういうことかしら?」


「私、弟が怖くて一時期引きこもってたんだ。その時に、他の神様ともう一人の弟が私を出す為に開いたんだよ。楽しそうにしていれば気になって出てくるだろうってことでね。案の定引っかかったんだけどね。」


霊夢「天照らしいわね。」


「それで、思い出して。あの頃は馬鹿で未熟だったよ。お父様に任された仕事を、必死にこなそうとしてさ。それで…それで、片方の弟と…喧嘩になっちゃっ…私、怖くなっ…ぐすっ…天岩戸│(あまのいわと)に隠れて…何も…見えないようにして…何も聞こえないように…ぐすっ…けど、途中で一人でいるのが怖くなって、ずっとうずくまってた。」


紫「天照…。」


「それで、他の神様も、もう一人の弟もこんな私を置いてどこかに行っちゃったんじゃないかって…思って。それで、耳を澄ませたら下の方から人間たちの悲しむ声が聞こえたりして…頭がおかしくなってた。」


霊夢「……。」


「ははっ……本当に馬鹿だよね。太陽の神様なのに弟が怖くて逃げて…人間悲しませて。こんなの、こんなの神様でもなんでも無い、ただの臆病者。」


紫「………。」コツコツコツ


「ゆかりん…。」


パンッ


「………えっ?」


紫「自分をそんな風に悪く言わないで!どんな過去があっても、そんなの関係ないわ!」


霊夢「そうよ?私たち、友達なんだから。」


「……ごめん、二人とも。」ぐすっ


霊夢「ほら、また泣いてるわよ?」


紫「あらあら、随分と泣き虫な神様ね。」


「これは、嬉し泣きだよぉ!」


霊夢「はいはい。そういうことにしといてあげるわ。さぁ、宴会の準備始めるわよ!」


「うん!」


少女準備中


「ふぅ、一通り終わったかな?」


霊夢「お疲れ様、はいお茶。」


「ありがと。あれ?ゆかりんは?」


霊夢「帰ったわ。宴会まで寝るんだって。」


「ふ~ん。そうなんだ。ところで、どれくらいの人たちが来るの?」


霊夢「さぁ?分からないわ。時期によって違うから。」


「そんなので良いのかな?」


霊夢「良いのよ、適当で。ところで、天照。」


「なに、霊夢?」


霊夢「アンタはどんな能力なの?」


「その、能力って具体的にはどういうものなの?」


霊夢「個人が、使える力のこと。紫なら境界を操る程度の能力、私は空を飛ぶ程度の能力よ。」


「なるほど、そういう力ならあるよ。神様だからね。」


霊夢「で、どんな能力なの?」


「繋ぐ程度の能力とでも呼ぼうかな。」


霊夢「繋ぐ?」


「うん。人同士の絆を繋げたり、物理的に物と繋げたり。ちなみに、さっきから使ってる。」


霊夢「変わった能力ね。」


「うん。でも、私は好きだよ自分の能力。あっ、そろそろ来るかな?」


一陣の風が吹いた。そして、そこには見慣れた姿があった。


?「どうも、霊夢さん。清く正しい射命丸文です。」


霊夢「文、今日は記事になるようなことは無いわよ。」


文「いえ、今日は記事を探しにきた訳では無いんです。」


霊夢「じゃあ、何の用なの?」


文「特に用事ってことでも無いです。ただ、来なければいけないような気がしたので。あや?そちらの方は?」


霊夢「あっ、紹介するわ。この娘は天照大神。ついさっき、外から来たのよ。」


文「そうなんですか。はじめまして、私は射命丸文と言います。この幻想郷で文屋をやっています。是非とも、今度取材させて下さい!」


「うっ、うん。私は天照大神。よろしくね、文ちゃん。」


文「はい!よろしくお願いします!ところで、霊夢さん?他の皆さんに紹介はなさらないんですか?」


霊夢「そうだ!文、今日は宴会をやるからそのことを伝えてもらえるかしら。そうすれば、きっとたくさん来るわ。」


「ただ霊夢が面倒なだけじゃ無いの?」


霊夢「何言ってるの。これも文屋の立派な仕事よ。と言うことだから、文。よろしくね。」


文「分かりました。じゃあ一っ飛びしてきますね。天照さん、また後ほど。」


「うん、また後でね。」


ビュン!


そう言うと射命丸は飛んでいった。


霊夢「で、今のが能力なの?」


「うん、博霊神社と文ちゃんを繋げたんだ。だから、文ちゃんが来たんだよ。」


霊夢「偶然じゃないの?」


「さぁ、どうだろうね?」クスッ


                    つづく

誤字があったので直しました、てへぺろ(・ω<)

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