ティーブレイク
「ふぅ、お腹いっぱいだよ。」
レミリア「食べ終わったわね?それじゃあ行くわよ。」
「ちょっと待って。」
レミリア「何?今更怖じ気づいたのかしら?」
「食後のティータイムがまだなんだけど?」
レミリア「…………。」ピキッ
「咲夜~ お茶~。」
レミリア「さっさと行くわよ!」ぐいっ!
「まっ、待って!お茶を!お茶を~!」
レミリア「終わったら、お茶でも何でも出すわよ!」
「うぇ~。」
パチュリー「レミィ、ちょっと待って頂戴。」
レミリア「何よ、パチェ。」
パチュリー「私もお茶が欲しいわ。お願い出来るかしら?」
レミリア「しょうがないわねぇ。良い、天照?ティータイムが終わったら本当に行くわよ。」
「はーい。」
………
パチュリー「天照。」
「ん?どうしたの、パチュリー?」
パチュリー「ちょっと来て頂戴。」ぐいっ
「え?わわっ!」
………
「えっと、パチュリー?どうしたの?」
パチュリー「天照、レミィの頼みごとのことなんだけど。」
「妹さんの遊び相手になって欲しいってやつ?」
パチュリー「えぇ。彼女は、フランドールは危険なのよ。貴女がいくら神でも、彼女にはかなわない。彼女の全てを破壊する程度の能力には誰も、誰もかなわないのよ!」
「全てを破壊する能力…。」
パチュリー「そうよ、彼女が右手で狙ったものは全て破壊される。物でも人でも関係ないのよ。」
「そう。」
パチュリー「悪いことは言わない。今すぐ断りなさい。」
「……。」
パチュリー「天照!」
「どうして、パチュリーはそんなことを私に?」
パチュリー「それは貴女が心配だから!だって、だって私は!」
ギュッ
パチュリー「っ!?」
「ありがとうパチュリー、心配してくれて。でも、大丈夫だよ。だって、私は天照大神だもん。泣く子も笑う太陽神だから。」
パチュリー「泣く子も黙る、じゃないの。」
「あはは、そうかも。でも、本当にありがとう。行ってくるよ。」
パチュリー「天照!」
「ん?」クルッ
チュッ
パチュリー「死んじゃ、駄目よ。」
「うん、分かってる。じゃあ。」
タタタッ
パチュリー「天照…。」
………
「よしっ!パチュリーの為にも死なないように頑張りますか!」
つづく




