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東方天照記  作者:
11/91

挫いた足と炎人間

この作品には弾幕ごっこなんてありません!リアルファイト全開です!

「綺麗な薔薇と向日葵だなぁ。神社に戻ったら、霊夢に生けて貰おうかな。」


現在、天照は太陽の畑から博麗神社に戻るため、山の中を歩いていた。


「お土産の薔薇は分かるけど、向日葵が御守りって言うのは一体?」


ドンっ!


「あっ、すいませ(ry」


ぶつかった相手は人間ではなく、目を爛々(らんらん)と輝かせた一つ目の巨大な妖怪だった。


うぉぉぉぉ!


「…嫌ぁぁぁ!(なっ、なんでこんな所に妖怪がいるのぉ!」ダダダッ


ぐぉぉぉぉ!


「来ないでぇ!」ダダダッ!


ガッ!


「うわっ!」


ドサッ


グルルル!


「痛っ!あっ、足が!」ズキッ!


うがぁぁぁ!


「うっ!」


?「フジヤマヴォルケイノ!」


がぁぁぁあ!


突然、天照の目の前に炎の塊が飛来し一つ目の妖怪を焼き尽くした。そして、炎は人間の形に変わった。


「……」


?「……い!……おい!」


「ひっ!」ビクッ!


?「わっ、悪い!…大丈夫か?」


「はっ、はい。ありがとう、助けてくれて。」


?「お前、里の人間か?危ないぞ、こんな所を歩くなんて。」


「わっ、私外の世界から来たの。友達のいる所に戻ろうと思って。」


?「そうだったのか。なら、付いて行くよ。また妖怪が出るかも、知れないからな。」


「あっ、ありがとう。私の名前は天照大神…貴女は?」


?「私の名前は妹紅、藤原妹紅だ。」


「妹紅、よろしくね?」


妹紅「あぁ、よろしくな。で、立てるか?」


「うっ、うん。痛っ!」ズキッ!


妹紅「ちょっと見せてみな。あぁ、これじゃ歩けそうにないな。しょうがない、ほら。」


背を向ける妹紅。


「えっ?」


妹紅「その足じゃ歩けないだろ?おぶってやるから、乗りな?」


「あっ、ありがと。」


妹紅「よっと。おっ、けっこう軽いな。」


「…(//△//)」


妹紅「で、どこに行くんだ?」


「博麗神社まで。」


妹紅「博麗神社?ひょっとして、友達って霊夢のことか?」


「うん。知ってるの?」


妹紅「あぁ、少し前に知りあったんだ。」


「そうなんだ。」


妹紅「そういえば、お前さっきから花を持ってるけどどうしたんだ?」


「さっき、友達になった人から貰ったんだ。お土産と御守りにって。」


妹紅「そうなのか。」


「今夜、博麗神社で宴会があるんだけど来ない?」


妹紅「宴会か。でも、良いのか私が行っても?」


「うん。さっき助けてもらったから、お礼の代わりに。」


妹紅「そうか?それなら、行かせてもらうよ。知り合いと一緒に行っても大丈夫か?」


「うん。人が多い方がきっと楽しいよ。」


妹紅「そっか。じゃあ、楽しみにしてるよ。」


「ねぇ、妹紅。」


妹紅「なんだ?」


「妹紅は、人間なの?」


妹紅「私は、ただの健康マニアの焼き鳥屋だ。」


「あはは。なにそれ?」


妹紅「女は秘密が多い方が良いんだよ。」


「そう?次はちゃんと答えてね?」


………焼き鳥屋移動中


妹紅「着いたな、お~い霊夢~!」


霊夢「なによ、うるさいわね。って妹紅じゃない、どうしたの?」


ひょこ。


「やっほぉ、霊夢。」


霊夢「天照っ!どうしたのよ!?」


妹紅「妖怪に襲われてたんだよ。その時に足を挫いたみたいでさ、歩けそうになかったからおぶって来たんだよ。」


「ごめんなさい、霊夢。」


霊夢「そうなの。ありがとう、妹紅。迷惑かけたわね。」


妹紅「気にするな。大事に至らなくて良かったよ。それじゃあ、私はお邪魔するよ。」


「妹紅…。」


妹紅「ん?」


「ありがと…、また後でね。」


妹紅「あぁ、また後でな。」


そう言うと妹紅は石段を下りていった。


「霊夢。」


霊夢「なに?」


「妹紅も一緒に、宴会良いよね?」


霊夢「構わないわ。それに天照の恩人だもんね。」


「それと……もう一人良いかな?」


霊夢が幽香の宴会参加に驚くのは、この後すぐの出来事だ。


       

                    つづく

妹紅かっこいいよ妹紅!

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