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ウルヴ種族

このあたりから不穏


「そ、その、おれは納税局から来た者でして、道をまちがえて、」



 酒場の中、いくつかあるテーブルを立って囲む男たちが、それに笑った。


「なんだ?どうした? 役所のやつは、おれたちの酒が飲めねえっでか?」



 そういうわけではない、と打ち消しつつも、相手の尖った耳から眼が離せない。





 ―― ウルヴだ。間違いない。



 ヌウクゾーンに一番多いといわれる、ウルヴ種族だ。





 見回したかぎり、同じ耳を持つ男たちに囲まれている状況だった。




「 どうした?お役人さま? ノーム種族は頭を使う賢い種族で、おれらみてえな頭の悪い種族とは友達になれねえかい?」

「あこがれのノーム種族!!今じゃグレーランドの中心的存在!」

「価値のあるものとないものを決める存在!」

「『カボチャのジャック』の手下たち!!」



 ぎゃははははと品のよくない笑いがおこり、引きつったあいそ笑いをうかべることにさえ失敗したネイブが下がろうとし、背中が誰かにぶつかって止まる。




「 ―― なにも、逃げることねえだろお?」

 

 ネイブの背後に、ひときわ大きな身体つきの男が立った。




次から暴力場面となります。ご注意ください

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